コタツがない家

深堀万里江 (小池栄子) は、起業したウエディングプランナー。バリバリ働く一方で、家では廃業寸前の漫画家でニート暮らしの夫･悠作 (吉岡秀隆) と、アイドル･オーディションに落ちて挫折した高校生の息子･順基 (作間龍斗) のヘリクツに振り回され、苦労する毎日。そんな中、2年前に熟年離婚をした父･達男 (小林薫) が山中で警察に保護される。その晩は深堀家に泊まる達男だったが、衝撃の事実を口にして…。

深堀家に達男 (小林薫) が来てから5日が過ぎた。万里江 (小池栄子) は、以前は泊まることを嫌がり、ホテルを取っていた達男が、なぜ今は居続けているのかわからず不安を覚えるのだった。そんな中、突然、順基 (作間龍斗) が、大学の推薦を断ると言い出し、万里江は猛烈に反対する。一方、悠作 (吉岡秀隆) は、自分のことを監視する達男にいら立ち衝突。そして、達男が家に居座る事情が明らかになるが…。

達男 (小林薫) がアルバイトを始め、楽しそうにしている。一方、悠作 (吉岡秀隆) が次回作に取り組んでいることを知り、喜ぶ万里江 (小池栄子) だったが、内容が“達男との同居話”だと知り大反対する達男を土門 (北村一輝) と共に説得することに。働く気になった悠作に、アルバイトを楽しむ達男。幸せをかみしめる万里江だったがまたもや裏切りが待ち構えていて…。

順基 (作間龍斗) が指定校推薦の面接で、わざと挑発的な態度をとり不合格になった。万里江 (小池栄子) は、皆が揃った食卓で順基を問い詰め、浪人する金はウチにないと説明する。すると順基は、お金がないと思っていた達男 (小林薫) に実は700万円の貯金があると衝撃の発言。一方、悠作 (吉岡秀隆) は自分のファンだという女の子となにやらやり取りをしているらしく…。非難の矛先を押しつけあう3人に万里江はブチ切れて―

万里江 (小池栄子) の会社の社員を、達男 (小林薫) の料理でもてなすことになった。社内結婚を3組も成立させたという達男は、志織 (ホラン千秋) が師島 (河野真也) に脈があるか見極めると張り切る。そんなある日、万里江の元に達男と一緒に暮らしていたというスナックのママ･雅枝 (明星真由美) から電話がかかってくる。ショックを受ける万里江の一方、興味津々の悠作 (吉岡秀隆)。2人は雅枝のいる鬼怒川へと向かうが…。

順基 (作間龍斗) が、悠作 (吉岡秀隆) の実家の和菓子屋『深堀』で手伝いを始めた。以前から和菓子屋に興味があったというが悠作は猛反対。しかし万里江 (小池栄子) は、本当にやりたいのであれば反対しないと話す。そんなある晩、清美 (高橋惠子) が深堀家にやってきた。孫が遊びに来なくなって寂しいというが、順基が和菓子屋の手伝いをしていると知って大激怒。やがて怒りの矛先は万里江へ。子育てを巡る言い争いに発展して…