科挙を受ける士人専門の宿、二花院を営むダノ。客を探すために街へ出るが、ある男から結婚をせまられる。そこへ通りすがりの士人、シヨルが助けに入る。しかし、駆けつけた役人に妓房で無銭飲食をしたことをとがめられ、シヨルは連行されてしまう。その後も客探しを続けるダノは、はたご屋でサンと出会う。二花院へ来るように話をするが、サンは荷物を置いたまま席を立つ。結局、ダノは荷物を持って二花院へ帰ってしまい…

反逆者を捜して二花院にやって来た漢城府の役人たち。二花院で過ごす3人の士人に号牌を見せるように伝える。一方、父親の借金返済を催促に来た男たちが富営閣から来たと聞いたダノ。ファリョンへ会いに行くが、実際には富営閣ではなくチャン判官から借りたお金だと聞かされる。大金を返せないのならそれ以上に価値あるものを渡すしかないと言われたダノは、チャン判官の家へ出向き、自分がイ･ソルを見つけてみせると宣言する。

イ･ソルを捜すために先王の尚膳の元を訪ねたダノ。廃嬪の奴婢だったモクセという男が果川県に住んでいると聞き、捜しに行く。そこでイ･ソルの顔だちと、くるぶしに赤い斑点があるという特徴を聞き出すことに成功する。一方3人の士人たちは、宿を空けてばかりいるダノが何をしているのか気になり始める。3人は富営閣のファリョンの元を訪ね、ダノとチャン判官が取り引きをしたと聞かされる。

危険な目に遭ってもイ･ソル捜しをやめようとしないダノを見て、みんなで一緒にイ･ソルを捜そうと提案したユハ。初めは断るダノだが、羅州宅に言いつけようとするシヨルのせいで、しぶしぶ提案を受け入れることにする。一方、大妃が王子に会おうともしないことに不満を抱くパク貴人。そのことをイ･チャンに伝えるが、王子が偽者だと見抜かれてしまう。また、シヨルは離れで白装束を着た女を目にし…

チャン判官に呼ばれたダノは、イ･ソルの番人が訪ねてきたら知らせるように言われる。不思議に思うダノにチャン判官は、番人を見つけたら借金も帳消しにすると約束する。一方、イ･チャンに呼び出されたチャン判官は、今後イ･ソルに関する報告は直接するように言われる。また、富営閣で漢城府による賭博の取り締まりが行われ、その場にいたシヨルも連行されてしまう。しかし連れていかれたのは漢城府ではなくチャン判官の家で…

身元に不審な点があるとのことで連行されたシヨル。その姿を見たダノは、常にシヨルのそばにいたサンが番人だと確信する。そこに弓矢を持って現れたサン。シヨルを助けに行ったら捕まってしまうと説得するダノだが、サンは聞き入れない。一方、育ての母親の命が危ういと聞かされたユハ。本家へ戻ると、父親の遺品と遺産を渡される。二花院へ戻り、ダノと士人たちはユハを慰めるが、翌朝になるとダノは姿を消していた。