寂れた場所に、夜だけ開く不思議な写真館がある。そこではこの世に未練を残した死者のために、最後の写真を撮るという。そんな写真館のカメラマン兼7代目社長のソ・ギジュには、ある大きな悩みがあった。

死者しか入れないはずの写真館に弁護士のハン・ボムが入ってきたことに驚き、彼女が気になるギジュ。一方、ボムは住んでいた家をギジュに取られ、訴えようとしていた。そんななか、写真館に子供の幽霊がやってくる。

何が起こったのか信じられないボムに付き添うギジュ。そして、ボムの祖母の頼みでギジュは葬儀の準備を手伝う。悲しみに暮れるボムに、彼女の祖母が見えていることを伝えられず、ギジュはもどかしさを感じる。

幽霊が見えるようになったボムを心配するギジュ。だが、ボムは幽霊が見えることを楽観的に考えていた。ギジュは彼女を元に戻す方法を探す。そんななか、ボムは徐々にギジュが体験している世界を理解していく。

幽霊に囲まれたボムを助けるギジュ。だが、体調を崩していたギジュはその場で倒れてしまう。それでも、ギジュは写真館を訪れる客のために仕事へ向かう。ボムは自分を助けてくれるギジュに惹かれていくが...。