サメ ～愛の黙示録～

カヤホテルグループの令嬢チョ・ヘウは幼なじみのオ・ジュニョンとの結婚式の日を迎える。日本から帰国したばかりのヨシムラ・ジュンはヘウの花嫁姿をじっと見つめていた。ヘウは初めて会ったジュンがなぜか気になる。その12年前。高校生のヘウはボディガードから逃げる最中、偶然ハン・イスと出会う。奇遇にもイスの父ハン・ヨンマンは、ヘウの祖父チョ・サングク会長の運転手だった。ある日、イス一家はヘウの邸宅の離れに引っ越してくるが・・・。

イスとヘウはボディガードに連れ戻される。怒ったヘウの父チョ・ウィソンはイスを殴り、明日中に家を出るよう命じる。チョ会長を訪れていたヨシムラ・ジュンイチロウ会長はイスに言葉をかけ、再会を予告するのだった。同じ夜、「私たちの歴史を正す研究会」のカン・ヒスが現れ、チョ会長に挑発的な発言を投げかける。ヨンマンはヒスを自宅まで送り届けるが、車内で書類を見つけてしまい……。© KBS

警官への暴行容疑で拘束されたイス。彼がひき逃げ事件の真相を握っていると直感したピョン刑事は、カン・ヒスとヨンマンの事件との関連性を彼に伝える。一方、イスの態度が急に冷たくなったことに戸惑うヘウは、思い悩んでいた。そんな中、イスの妹イヒョンがオルゴールの中からロッカーキーを発見し、それを手がかりにイスは父が残した書類を探し出そうとする。© KBS

結婚式の翌朝、「イスが死んだ理由を知っている」という謎の電話を受けたヘウは、ジュニョンと共に指定された倉庫へ向かう。しかし、そこにいた男はすでに息絶えていた。現場に駆けつけたピョン刑事は犯行の周到さに疑問を抱き、ヘウに事件から手を引くよう忠告する。だが、イスの無念を晴らすため検事となったヘウは、新婚旅行を延期して捜査に乗り出す。一方、ジュンは父の遺骨を撒いた川でパク女史と出会う。© KBS

チョ会長が別荘に招いた客がジュンだと知り、驚くヘウ。食事会の最中、彼女のもとに小さな箱が届く。中に入っていたのは、カヤホテル創立記念日が刻まれた時計だった。動揺したウィソンはジュニョンの父、ソウル中央地検長のオ・ヒョンシクに連絡を取る。ヘウはひき逃げ事件について父に問いただすが……。その後、携帯メールでバスの写真を受け取った彼女は、ピョン刑事と共に希望スーパーを探すことに。© KBS

ジュンが突然ヘウにキスをする。ふたりの姿は、密かに設置された2台のカメラによって撮影されていた。間もなく迎えに現れたジュニョンは、ヘウとジュンの間に漂う不自然な空気に気づく。一方ジュンは、自分を尾行していた男を取り押さえ、携帯の写真フォルダを確認したうえで、メモリを抜き取る。その男は「女に気をつけろ」と言い残し姿を消す。ヘウはジュニョンに対し、父ウィソンが12年前のひき逃げ事件の加害者である可能性を伝える。© KBS