大財閥グローバル･グループの御曹子カン･ヒョヌは、父親の反対を押し切りアメリカで写真家を目指している。ある日、その父が「危篤」との連絡を受け急いで帰国する。しかしそれは、一人息子のヒョヌを後継者にし、政略結婚させたい父親･カン会長の策略であった。それを知り激怒したヒョヌは家を飛び出すが、途中で強盗に襲われ崖下に突き落とされてしまう。偶然通りがかったウンス (ユジン) 親子に助けられるが、ヒョヌは自分の名を名乗ることもできない。一方、ヒョヌの実家には警察から彼の死亡を確認するよう連絡が入る。

記憶を失ったヒョヌは、命の恩人であるウンスとその父が経営するペンション『夢見る森』で暮らすことに。ヒョヌは「チャンホ」と名付けられる。最初ウンスは、ヒョヌを引き取ることに反対するが、一年が経つうちすっかり新しい生活に馴染んでゆく。病弱な父を支えながら、ヒョヌとウンスは兄妹のように仲良くなる。一方、ヒョヌの実家では、カン会長の側近のテミン (リュ･スヨン) が社長となり、グループ後継者として徐々にその勢力を伸ばす。

ウンスは、父の主治医ジョンギュ (カン･ジファン) に思いを寄せている。ウンスの帰宅が気になったヒョヌは、ウンスを捜しに出かけるが、道に迷ってしまう。偶然、ウンスとジョンギュの姿を見たヒョヌは、嫉妬する。ウンスとヒョヌは、徐々にお互いへの秘めた思いに気づき始める。親密な二人の姿を見守るウンスの父は、戸惑う。父は、ヒョヌの育った環境や記憶が戻った時のことを深刻に考え始める。

ヒョヌはウンスの父に頼まれるまま、ウンスから離れるためペンションを去る。その後、グローバル・グループが送り込んだ地上げ屋が、ペンションを売り渡すよう脅迫してくる。戻ってきたヒョヌによって難を逃れ、ヒョヌとウンスは互いの愛を固く誓い合う。ウンスの父は発作を起こし入院を余儀なくされる。一方、買収交渉をするためペンションを直接訪ねたテミンは、偶然ヒョヌの姿を目撃する。

ウンスの父は、肺癌を患い余命僅かだと宣告される。それを知ったヒョヌとウンスは婚約式を挙げる。しかし、その夜ウンスの父は息を引き取る。ある日、ウンスの外出中、ヒョヌは兄と名乗る男に「母が重篤」だと告げられ拉致される。遠洋漁船に連れ込まれるところを必死で逃げ出したヒョヌは、またしても交通事故に合い、頭を強くぶつける。ヒョヌは1年前の記憶を取り戻すが、今度はウンスと過ごした1年間の記憶を失う。

ウンスとの記憶を失ったまま実家に戻ったヒョヌは、徐々に以前の生活を取り戻していく。何も知らないウンスは、ひたすら彼を待ち続けている。カン会長は、ヒョヌの記憶を取り戻すためテミンに調査するよう指示する。しかし、ヒョヌを陥れようと画策していたテミンは、事実を捏造する。1年が経過。カン会長と和解したヒョヌは熱心に父の仕事を手伝うようになっている。一方、ウンスはヒョヌの帰りを待ち続け、一人でペンションを経営している。