ペットショップに勤務していたはずの二郎 (佐藤二朗) は、長年培った「ニート魂」が再燃し、引きこもり生活に逆戻りしていた。そんな中、家出を決意した二郎は、差し押さえ物件の“占有屋”である仁政 (野間口徹) とたまたま出会う。行くあてのない二郎は、怪しげな連中の指示に従い物件を転々とする仁政に同行することに。

二郎 (佐藤二朗) と仁政 (野間口徹) は、占有屋の元締めである治郎丸 (宍戸開) から、差し押さえられた海の家の占有を指示される。早速二郎が海の家に侵入すると、屋根裏で寝泊まりしていた女性と出くわす。佐智子 (菊池亜希子) と名乗る彼女はこの海の家の店長で、逃亡したオーナーに代わって海の家を立て直そうとしていた。

佐智子 (菊池亜希子) は、海の家をドッグカフェ風に改装すると宣言。二郎 (佐藤二朗) と仁政 (野間口徹) は、佐智子の勢いに巻き込まれて「ドッグ海のカフェ」の開店準備を手伝うことになる。「他に何もない」と必死になる佐智子に対し、二郎は「何かないと人は駄目かね」と返す。そんな中、意外な人物が店を訪れる。

海の家での仕事を終えた二郎 (佐藤二朗) たちは、夜逃げした資産家の愛人が住んでいたというマンションの一室に居を移す。今回のミッションは、この部屋の占有と室内に隠されている1000万円の指輪を捜し出すことだった。二郎たちは早速捜索を開始するが、部屋には犬が飼われていた痕跡が残されていた。

二郎 (佐藤二朗) と仁政 (野間口徹) は、またしても勢いに負け、元住人である資産家の愛人･冬実 (高部あい) を部屋に受け入れてしまう。冬実は「しばらく匿ってくれれば指輪のありかを二人だけに教える」と宣言。だが、冬実を保護しようとやってきた警察官は、彼女が男性に騙されて一文無しであることを明かす。