法医学者のバルタザールと警部のバックは、検察官とその妻が殺害された事件を担当するが、現場に居合わせた娘のクロエは口を閉ざし、話を聞くことができない。妻の浮気相手が容疑者だと考えたバックは彼女の足取りを追い、犯人を捕まえようとする。一方バルタザールは医学的見地から、犯人は別にいると考える。

建設現場で顔の皮膚を剥がされた男の遺体が見つかった。被害者は失踪していた司書ジョゼフ･ドゥラエだと判明する。しかしバルタザールが古い骨折の痕から、実は15年前に交通事故で5人の子供の命を奪ったジュリアン･デレデックであることを突きとめ、事故で子供を殺された親たちが容疑者として浮上する。

長距離トラックの荷台で若い女性の遺体が発見された。パリに向かうヒッチハイクの途中で殺され、死体は遺棄されたらしい。バルタザールは検視の末に、この事件が単なる殺人ではなく、既に捜査の終了した別の事件に関わっていることを発見する。

婚約中のカップル、ジャスミンとリュカが何者かに襲われ、ジャスミンは息を引き取る。バルタザールたちが捜査に当たり、ジャスミンに恨みを持つ幼なじみを逮捕する。ところが、検死で見つかったある病気がきっかけで、ジャスミンには秘密があったことが判明。その秘密をよく思わない人物が真犯人として浮上する。

バラバラに切断された遺体が川で見つかった。バルタザールは遺体の特徴から、被害者が2人いることを指摘する。被害者の1人であるクリストフには高校生の息子レオがいるが、彼から有力な証言が得られない。さらにもう1人の遺体の身元は、レオが以前に問題を起こして転校した高校の校長だと判明する。

交通事故現場で、ドレス姿の女性の遺体が見つかった。現場に居合わせた男性3人が容疑者として取り調べを受けるものの、女性を殺していないと主張。彼らの証言から別の人物が犯人として浮上する。一方、検視の結果、被害者はミラ･ゲヨンだと判明。彼女は3年前に死亡し、埋葬されたはずだった。