モルガン 天才捜査コンサルタントの殺人事件簿

ある男性の死体が発見された。警察は妻で弁護士のジャンヌが夫を殺し逃走中と見ていたが、捜査本部のボードには、「ジャンヌが被害者」と書き込んであった。書いたのは夜間清掃員として警察署で働くモルガン･アルヴァロ。幅広い知識を持ち抜群の観察力を持つIQ160の彼女だが、好奇心旺盛で短気なのが玉に瑕。捜査に行き詰っていた警視正セリーヌはモルガンの能力をいち早く見抜き、彼女にある提案を持ちかける。

希少動物専門獣医師ファニーが遺体で発見された。その前の晩に捜索願を出した友人のサロン経営者カミーユに事情を聞きに行くカラデックとモルガン。彼女の息子から、ファニーと言い争っていた男がいたことを知り似顔絵を作成。ファニーの学生の頃の交際相手ロイックだと判明する。強盗で服役中だったロイックは、先月仮釈放されていたのだが、今回の事件に対する関与は否定する。その一方でファニーの意外な一面が明るみになる。

サッカー場で男性の死体が発見された。その現場では職業体験学習として来たモルガンの長女テアが勝手にスマホで配信していた。被害者の口にはジョゼファと書かれた紙が残されていたが、関係者にその名前の人物はいない。捜査が行き詰っていたところに、テアのフォロワーから「ジョゼファは工業団地の名前である」との情報が。その工業団地では、ウルトラス同士の殴り合いが行われており、被害者の服を着た何者かがそこに参加していた。