ビューティフルライフ～ふたりでいた日々～

トップスタイリスト試験を控えた柊二(木村拓哉)は､新デザインを思案するために杏子(常盤貴子)が働く図書館を訪れる｡柊二との再会が嬉しい杏子だが､彼の前では悪態をついてしまう｡杏子は足が不自由になって以来､恋愛に臆病になっているのだ｡そんな折､柊二の母親が彼のカットが掲載されている雑誌を見て､図書館にやってくる｡柊二の実家は病院を営んでいるため､息子が美容師だと知れ渡らないようにとクギを刺しに来たのだ｡やりとりを聞いてしまった杏子はショックを受ける｡その夜､偶然ラーメンの屋台で会った柊二と杏子｡帰る途中に寄った公園で､柊二は美容師になった理由を杏子に話し､杏子は自分の夢を語った｡翌日､柊二が図書館に忘れていったスケッチブックを届けるため､杏子は｢ホットリップ｣に向かう｡だが､その日は休業日で店には悟(西川貴教)しかおらず･･･｡

柊二(木村拓哉)が置き忘れたスケッチブックを届けるため､彼の自宅を訪ねた杏子(常盤貴子)｡柊二と元彼女･真弓(原千晶)が一緒のところに出くわした杏子は､柊二にスケッチブックを渡してすぐにその場を立ち去る｡そんな折､柊二の考えたデザインが悟(西川貴教)に盗用されたことが発覚｡悟は杏子から一度預かった柊二のスケッチブックの中のデザインをデジカメに収めていたのだ｡責任を感じた杏子は､佐千絵(水野美紀)と共に目を引く髪型を雑誌や街角から収集｡そして､杏子は完成した資料を柊二に届けるが､そこに居合わせた真弓から罵倒されてしまう｡すると､真弓の態度に激怒した柊二は思わず彼女に手を上げてしまう･･･｡数日後､新デザインが決定した柊二は､資料のお礼にと杏子を飲みに誘う｡しかし､店で酔った柊二が寝ている間に杏子の車がレッカー移動されてしまう｡帰り道､タクシーの車内でトイレに行きたくなった杏子が車イスで入れる場所がなく､困った2人は柊二の自宅へと向かう｡

美容室｢ホットリップ｣のイベントで杏子(常盤貴子)をかばって､ステージから落ちた柊二(木村拓哉)は､左腕をケガしてしまう｡そんな柊二を真弓(原千晶)らが世話をするが､柊二は手の動かない不便さを痛切に感じていた｡そして､その不便さを杏子も感じていたのか､と改めて思っていた｡一方､悟(西川貴教)が杏子を尋ねて､図書館へやってきた｡悟はイベントで杏子をステージに上がるように仕向けたことを詫び､柊二の才能に嫉妬していたことを告白｡そして柊二に､もっと自分の才能を活かせる場所で働くように促した｡そんなある日､｢ホットリップ｣に出社した柊二を1人の女性が待っていた｡彼女は平沢(椋木美羽)と名乗り､柊二を引き抜きたいと切り出した｡その頃､杏子は自分と同じく車椅子に乗る同級生･哲哉(京晋佑)からプロポーズされ･･･｡