多様な研究成果を元に20万年の歴史をたどる人間探求の壮大な旅。第1集はアフリカが舞台。人間特有の協力行動誕生の謎と、その背後に隠された生存をかけたドラマに迫る。 放送以外の配信の許諾が得られなかったため、一部映像を編集してお伝えします。[STDY](C)NHK
人類が世界中に広がったグレートジャーニーを支えたのが投てき具。すばしっこい小動物を捕るのに有利なこの武器で生存競争に打ち勝っていった。さらに、この道具がルールを守らせる役割を担い、人々のネットワークの規模を拡大させた。そして、それがさまざまな知恵や道具を生む土壌になった。その反面、攻撃性を高める負の遺産も。アフリカから南アメリカまで世界を縦断した知られざる旅の実態に迫る。【プレゼンター】藤原竜也[STDY](C)NHK
人間とは何かを探るシリーズ第3回のテーマは「農耕」。氷期の終わりとともに始まった農耕は定住を促し、部族間の争いをもたらしたと長く考えられてきた。ところが、トルコ南東部にある巨石遺跡の調査から、平和への祈念が農耕を進化させたとする説が唱えられ、大きく注目されている。温暖化による大洪水の頻発、小麦の変容など、農耕誕生の知られざるドラマを追いながら、未来を考える心の進化に迫る。【プレゼンター】藤原竜也[STDY](C)NHK
人間とは何かを探るシリーズ第4回の舞台は都市。紀元前4000年ごろ、世界初の都市が西アジアで成立した。その原動力は原始貨幣の登場だった。当時の貨幣は麦。その流通によって分業が促進され、生産性が上がり、多くの人を養える都市が誕生したのだ。しかし貨幣の浸透は、それまでの平等な人間社会を変質させ、格差の拡大という難問を招く。お金と都市の進化を追い、公平さを巡る葛藤に迫る。【プレゼンター】藤原竜也[STDY](C)NHK