東京・新橋に、知る人ぞ知る日本料理の名店があります。店主の名は西健一郎。作家・阿川弘之や平岩弓枝など名だたる食通に愛され、漫画「美味しんぼ」にも登場した伝説の料理人です。その料理は素朴にして絶品、素材の良さを最大限に引き出した奥深い味。平成20年(2008)暮れ、西は一年の集大成・おせち料理に挑みました。体力の限界と闘いながら、さらなる高みを目指す料理人の入魂のおせち作りにカメラが初めて入ります。[NARR](C)NHK
漫画界の孤高の天才・井上雄彦。バスケットボールを題材に高校生の成長を描いた『SLAM DUNK』は発行部数1億を超えます。吉川英治の小説『宮本武蔵』を漫画化した『バガボンド』は世代を超えて熱狂的な支持を集めています。ディレクターが小型カメラで撮影することを条件に、1年にわたる密着取材が実現。『SLAM DUNK』誕生秘話、『バガボンド』最終章に向けてのドキュメントなどファン待望のスペシャル版です。[NARR](C)NHK
今、一人の全盲の女性研究者が海外からも注目を集める。視覚障害者や高齢者、貧困層など10億人以上の生活を変えると期待されるIT技術の研究。不屈の挑戦の日々に密着。[NARR](C)NHK
臓器移植手術で世界をリードするアメリカで、10年以上も最前線に立ち続ける移植外科医・加藤友朗。治療法がないと診断され、絶望のふちに立つ患者と家族が世界中から加藤の元にやってきます。加藤は前例にとらわれない大胆な発想と高い技術で、“世界で初めて”と言われる難しい手術を何度も行ってきました。平成21年(2009)、加藤は24時間を超えても終わらない難手術に挑戦。極限状態で闘う医師に密着取材します。[NARR](C)NHK
鉄道の運行計画を立てる東京地下鉄のスジ屋・牛田貢平。スジとは列車運行表に引かれた列車の動きを表す線のことです。ダイヤ改正のためにスジを決めるのがスジ屋の仕事。牛田は従来の方法や実績にとらわれず、改正のたびに各電車・各駅の実態を把握して、客の利便性に心を砕きます。そして、数秒単位でダイヤの改善を図り、慢性的な電車の遅延や数々の苦情を解消してきました。牛田の現場主義に徹したダイヤづくりに密着します。[NARR](C)NHK
大手総合商社課長・片野裕は、日本の産業の生命線である「レアアース」「リチウム」を求めて世界中を奔走します。これらは、電気自動車や携帯電話などの先端製品を作るために欠かせない資源です。片野の信念は、「1日も速く、1秒でも速く、世界の誰よりも速く動く」。2011年夏、片野は難しい交渉に挑みます。価格が高騰する国際ビジネスの現場で、「日本のものづくりの火は決して消さない」と語る男のし烈な交渉に完全密着。[NARR](C)NHK