貧乏料理人のチンラン(ショウ・ルオ)と富豪のお嬢様シンレイ(バービィー・スー)。まったく違う世界に住む2人が、ある日、曲がり角で衝突事故を起こした。口論の末に別れたものの、シンレイは婚約者シャンドン(チェン・チーカイ)の母に料理が得意だとウソをついてしまい、不本意ながらチンランに教えを請うことに・・・。
チンランはシンレイの運転手に成りすまし、うまくパーティー会場に潜入した。しかし牡蠣オムレツ作りに取りかかろうという時、なぜか着替えるよう指示されて妙な衣装を手渡される。おまけに材料が足りず大慌て。何とかオムレツを仕上げようという頃、シャンドンの母が待ちかねて厨房を見にやって来た。
いつもと変わらず幸せな朝を迎えたシンレイ。しかし、そこに血相を変えたシーシェンが駆け込んでくる。父の会社が倒産し、両親は失踪、おとぎ話の世界はあとかたもなく消えてしまったのだ。シンレイは取り乱すことしかできない。ニュースを見たチンランとシャンドンも衝撃を受け、シンレイのもとへと急ぐ。
シャンドンの婚約披露宴に出席するというシンレイの決意を聞き、チンランは気が進まないながらも運転手役を引き受けることにした。当日、シンレイは気丈に振舞うが、会場を後にするといつもの輝きをすっかり失っていた。そんな姿を目の当たりにしたチンランは、台湾に帰ることを告げられないまま別れの日を迎える。
シンレイはシェンチェン(ハーレム・ユー)とともに台湾の屋台街にやって来た。牡蠣オムレツの看板を見つけて店の前まで歩を進めるが、すぐそこにチンランがいることには気づかず、その場を離れてしまう。しかし別荘に向かう途中、携帯電話を屋台街に置き忘れたことに気づき、再び屋台街へ向かう。
相変わらず贅沢をしたがるシンレイはホテルへ食事に行き、シェンチェンと再会した。チンランを運転手だと信じて疑わないシェンチェンを前に、引っ込みがつかなくなったシンレイはウソを重ねてしまう。チンランはウソをとがめるが、口論でシンレイにかなうはずもなく、逆に上海でのことを祖母にバラすと脅されるハメに。