白鳥梓(市川由衣)は、小さな女子プロレス団体「白鳥プロレス」のオーナーの一人娘。しかし、その父が病死してしまう。所属選手の魚沼まい(亜耶バネッサ)、向日葵(赤井沙希)、星薫(志田光)、須藤つかさ(山本ひかる)と父の法要を営んでいると、敵対するプロレス団体「青薔薇軍」の経営者・郷原光司(水上剣星)が選手と共に現れた。郷原は、借金を抱えている白鳥プロレスを乗っ取るつもりだった。 その頃、日韓合作映画に出演するため来日した韓国スターのユ・ジホ(イ・ホンギ)は、ひとりで街を歩いていた。ジホには失踪した母がおり、その母が東京にいるかもしれないという情報から、彼女を捜していたのだが・・・。
即席のレフェリーをつとめ、白鳥プロレスのみんなからも慕われたユ・ジホ(イ・ホンギ)が姿を消し、梓(市川由衣)らは心配する。一方、ジホの所属事務所・オフィス黒金でも、社長の黒金信浩(桑野信義)と部下がジホを追っていた。 3ヶ月後に控えたマッスルガール杯で優勝し、借金を返そうと練習に余念のない白鳥プロレス。レフェリー不在だが、代わりの人間がなかなか見つからない。そこには郷原(水上剣星)の思惑が動いていた。 そんな中、高校生レスラーのつかさ(山本ひかる)は、土手に座って川を眺めているジホを見かける。
レフェリーの練習をしているジホ(イ・ホンギ)を見つめていた梓(市川由衣)は、女子レスラーたちにからかわれる。しかし、梓がジホを見つめていたのは、読んでいた新聞に載っている韓国人スターの顔がジホに似ていたからだった。韓国で何をしていたのか、梓はジホに尋ねるが・・・。 一方、まい(亜耶バネッサ)のところに、寺本(斉藤陽一郎)というファンの男がやってくる。熱心な寺本に恋心を抱いたまいだが、梓は恋愛禁止を宣告し・・・。
チケットの売り上げも上向き、明るい兆しが見え始めた白鳥プロレス。梓(市川由衣)は、ジホ(イ・ホンギ)の母親探しのために、「尋ね人」のチラシを作成し、レスラーたちにも協力を依頼していた。 そんな中、黒金(桑野信義)は、郷原(水上剣星)とスカル杏子(こいけけいこ)のもとを訪ねていた。そこに、白鳥プロレスのヒール役・向日葵(赤井沙希)が現れる。向日葵は白鳥プロレスを潰そうと、青薔薇軍の一員になってしまう。
向日葵(赤井沙希)が抜け、白鳥プロレスの観客が激減。向日葵は梓(市川由衣)の亡き父が一番気にかけていた選手だった。新たなヒール探しもうまくいかず、残されたレスラーたちもちぐはぐな練習を続けている。そんな様子を見て、郷原(水上剣星)はほくそ笑んでいた。 「このままじゃ、白鳥プロレスもバラバラになってしまいます」。心配したジホ(イ・ホンギ)は、青薔薇軍でデビュー戦に挑む向日葵のもとを訪れるが・・・。
梓(市川由衣)は、次の興業のメインをつかさ(山本ひかる)に決める。不安なつかさだったが、ジホ(イ・ホンギ)らに背中を押され、やる気になる。そこに、つかさの母・トキコ(大島蓉子)が現れた。派手な服装をしたトキコは離婚してからというもの男をとっかえひっかえしており、そんな母親をつかさは恥じていた。つかさは白鳥プロレスに入り浸るトキコを追い出そうとするが・・・。