日本の公使が景福宮にいる高宗を訪ねたとき、隣には明成皇后がいた。妄言を吐く公使を一言で黙らせた明成皇后。彼女は高宗に、「例え自分の命が奪われようとも涙を流さず、剛健な君主になり国を治めて」と遺言のように話す。高宗が王位に就いたのは13歳のとき。当時の王室権力者、大王大妃が大院君の次男を養子に迎え即位させた。そして高宗の婚礼を急かす声が上がると、大王大妃は豊壌趙氏から王妃を決めようとするが…。
大院君の妻である府大夫人は、王妃として閔到禄の娘“閔ジャヨン”を薦めるが、父親のいない閔ジャヨンは相応しくないと大院君は反対する。しかし大王大妃が立てた趙冕鎬の娘も父親がいないことを知る。それを知った大院君は、父親のいない者も候補にしようと大王大妃に持ちかける。王室の礼儀を学び始めた閔ジャヨンだが、選定の当日、初めから失敗をしてしまう。一方、大院君は、大王大妃の垂簾聴政をやめさせることや、王妃の座を握ることで頭が一杯で・・・。
王妃を直接選ぶよう大王大妃に話す大院君。その代わり高宗の婚礼が終わったら垂簾聴政を終わらせるよう持ちかける。大院君が王妃の座を諦めたと思う大王大妃はその条件を飲む。垂簾聴政が終わること知った高宗は、涙を流し悲しむ。王妃の選定は5人中3人に絞られた。最終選定の当日、大院君も選定に参加する。大院君の言うとおり、直接王妃を選ぼうとする大王大妃だが、最終決定を大院君に任せる。すると大院君は閔到禄の娘を選び・・・。
大院君の策略にはまった大王大妃。大院君に最終決定を任せたことを後悔するが、すでに手遅れだった。選ばれた 閔到禄の娘である閔ジャヨンは、別宮で礼儀を習い、そこは“雲ヒョン宮”と呼ばれた。そして王妃が選定されたことを理由に、大王大妃を楽善斎に移るよう指示する大院君。楽善斎に移った大王大妃は、悲痛な気持ちを抑えることができない。そして大院君は、過去に安東金氏から受けた屈辱を思い出し・・・。
景福宮が燃えたことで大院君は、現場に集まった臣下に「放火の犯人を必ず見つけ出し、関係者は斬首する」と一喝する。疑われた金炳冀は、「これは安東金氏を陥れようとする大院君の罠だ」と言う。景福宮の火災事件で慌しい中、高宗と閔ジャヨンの婚礼の儀が行われる。しかし李尚宮を好いて忘れられない高宗は、明成皇后 (閔ジャヨン) を放って李尚宮の元へと向かい…。
新婚初夜に李尚宮の元へ向かった高宗。大院君が事実を知れば李尚宮の命はないというイ内官の言葉に、高宗は明成皇后の元へ戻る。しかし寝付けない高宗に明成皇后は、自分は気にせず李尚宮の元へ行くよう話す。翌朝、大院君の訪問に事実を知られそうになるが、明成皇后の機転で難を逃れる。高宗の前で強がってはいるが、1人涙を流す明成皇后。一方、安東金氏との和解のため、雲ヒョン宮へと向かう金炳学だが・・・。
ムン・グニョン
出演者
ユ・ドングン
ソヌ・ウンソク
キム・ヨンリム
Lee Young-hoo