ソウルでの生活に疲れ、祖父の家がある田舎へ行くことに決めた大学院生のユル。車で向かうも大雨で地面がぬかるみ、タイヤがはまって動けなくなってしまう。電話も繋がらず苛立っていると、そこへ一台のトラクターがやって来る。中から降りて来たのは、フードを目深にかぶり、鎖を持った怪しい男で…。
祖父の愛犬・ドンシクを捜していたユルは、トラクターの怪しい男と再会する。その男はノドゥル村の青年、ソ・イェチャンだった。イェチャンの家の庭でドンシクを発見したユルは、彼がイヌを誘拐したと勘違いし...。
運転中のよそ見で危うくヤギをひきそうになり、急ブレーキを踏んだイェチャン。ユルから大丈夫だったかと声をかけられたイェチャンは、何よりも自分のことを気遣い、心配してくれる彼に心を打たれる。
イェチャンは入院することになったユルをつきっきりで看病することに。一緒に過ごすうちに仲良くなっていく2人だったが、あることがきっかけでユルはイェチャンに、もう病院には来ないでほしいと伝える。
ユルの祖父の家で目覚めたイェチャン。前夜、酒に酔った勢いでユルに恋人の存在を尋ね、「いる」と言われたことを思い出し、ショックを受ける。そんななか、ユルのもとに恋人同士だったインソが現れる。
ユルがインソからやり直したいと迫られているところに出くわしたイェチャンは、とっさに2人の間に割り込む。イェチャンに祖父の家にいるように伝え、改めてインソと2人きりになったユルは、きっぱりと別れを告げ...。