「四季」シリーズで知られるユン・ソクホ監督が、『春のワルツ』以来、6年ぶりに製作を手掛けた話題作。チャン・グンソクと少女時代のユナという人気スターを主役に据え、70年代と現代の恋を美しく描き出した。主演の2人は70年代のイナとユニ、現代のジュンとハナを好演。まったく違った雰囲気を見せている。また映像にこだわりを持つユン監督だけに、北海道の雪景色やみずみずしい雨の風景など、随所に美しい映像がちりばめられている。
エピソード1
運命の出会い
1970年代。繊細な美大生のイナは、清楚で可憐な女子大生ユニに一瞬で心を奪われ、スケッチを始める。声をかけようとしたイナは、彼女が落とした日記帳を発見。彼女の名前や好きな物を知り、ますます思いを募らせていく。数日後の雨の日、図書館の前で雨宿りするユニを偶然見つけたイナは、勇気を出して映画に誘う。
エピソード2
青春とは?
親友でプレイボーイのドンウクもユニに思いを寄せていると知り、自分の気持ちを抑えようとするイナ。そんな彼に好意を抱く後輩ヘジョンは距離を縮めたいと、同級生のユニに協力を仰ぐ。大学祭の夜、フォークダンス会場で事故に遭いそうになったユニを助けたイナが負傷。責任を感じたユニは弁当を作って美術室を訪ねる。そこで自分の絵を発見して…。
エピソード3
告白
作りかけの曲「愛の雨」を披露するイナ。仲間たちがイナの意中の相手を詮索する中、気持ちを整理するため衝撃の入隊宣言。動揺するユニに初めて本当の気持ちを伝える。ユニはドンウクとの初デートをすっぽかし、スケッチ旅行に出かけたイナを追って春川へ。雨が降る春川の映画館の前で2人は再会する。
エピソード4
すれ違い
互いを求めて走り始めるイナとユニだったが、イナはドンウクに勝負を挑まれ、ユニもイナとの噂がキャンパス内で広まり苦しんでいた。また、イナが日記帳を隠し持っていたと知り怒りが収まらないユニ。そんな中、重度の結核が発覚し、ユニは誰にも告げずに休学届けを出す。
エピソード5
切ない別れ
自分を探しに田舎まで訪ねてきてくれたイナに冷たく接してしまうユニ。イナはラジオの公開放送のことを告げ、その場を去ってしまう。そして公開放送当日、最後の出演者としてイナ、ドンウク、チャンモの3人がステージに上がる。イナが客席を見ると、そこにはユニの姿が。
エピソード6
ダイヤモンドスノー伝説
32年の時が流れ、2012年。イナの息子でフォトグラファーのジュンは、撮影のため雪の降り積もる北海道へ。一方、ユニの娘ハナは北海道の大学でガーデニングを学んでいた。2人は駅でぶつかり、ハナの携帯電話がジュンのポケットに。ハナは携帯を取り戻そうとジュンに連絡をとるが、2度もすっぽかされてしまう。興味本位からハナの携帯を見たジュンは、ダイヤモンドスノーの映像に目を奪われる。
チャン・グンソク
チョン・ジニョン
ユナ
イ・ミスク
シム・ジホ
ユン・ソクホ
オ・ヨンス