現代医療の問題点や腐敗に切り込む野心的な内容が話題を呼ぶ注目の医療ドラマ。利益を優先して医療事故の隠蔽を繰り返す大病院の上層部と、現場で命と向き合う若き研修医の奮闘が描かれる。多面的に描かれたストーリーは、“名声と金”、“最新医療”、“恋愛事情”と見ているこちらを飽きさせることが無い!
エピソード1
初日の現実
アトランタにあるチャスティン公園記念病院。虫垂切除手術の最中に、執刀していた外科部長ベルの手にふるえが出る。動脈を切り大量出血させ、患者は死亡。しかし突然の心臓発作による不慮の事故として片づけた。ハーバード医科大学院首席卒業のデヴォンがレジデント (研修医) としてやってくる。指導医のコンラッドは「これからのルールは一つ、俺に従うこと」だと言い、いきなり直腸診をさせた。デヴォンはナースのニックに指導医を変えてと申し出るが、彼から学べと諭される。
エピソード2
二つの心臓
心臓移植待ちの高校教師マイカに待望の心臓が届くが、病院のVIPである議員が心臓発作となり移植が必要になったため、ベルは、その心臓を議員に回すよう根回しをする。彼の行動に気付いたコンラッドは憤る。そんな時、ICUにいる脳死患者から臓器提供の話が持ち上がる。しかし家族の同意を得ることができず、マイカを救う術が見つからないコンラッドは追い詰められてしまう。一方、デヴォンは医師として独り立ちするようコンラッドに命じられ、患者の対応に追われる。
エピソード3
戦友
コンラッドがアフガニスタンで共に従軍したジュードがチャステインの外科医として働くことになる。彼は、軍への思いを抱えつつもコンラッドと似た熱い思いで医療に臨んでいた。一方、財政コンサルタントのバーブは、財政改革として、保険加入者に余計な検査を重ねることで儲けを得る方法を提案する。そんな中、搬送係として病院に出入りするルイーザが倒れるが、財政改革が進む中、コンサルタントのバーブは不法滞在者として、ルイーザへの検査や処置を禁止する。
エピソード4
身元不明患者
予算削減を強いられERの人員が大幅に減らされる。ベテランで高給取りの看護師が解雇され、不慣れな新人看護師が患者の振り分けを担当するが、頭部外傷の患者を軽症扱いし、処置遅れで患者が死亡してしまう。コンラッドは患者の身元を捜索する。そんな中、ERを訪れた年配の女性がガンであることが判明。デヴォンは専門医のハンターに助力を依頼。一方、ニックは、ハンターがリリーに投与する抗ガン剤の量に疑問を持ち、リリーのカルテを取りに彼女のクリニックを訪問する。
エピソード5
同時手術の弊害
利益を追求するCEOクレアがオペ室のフル稼働を要請。ベルは、人工睾丸手術と腹部大動脈瘤の同時手術の強行を決め、休日のはずのミーナと30時間勤務明けのブラッドリーを助手に指名する。不安に思ったニックは大動脈瘤手術をベルではなくジュードに依頼。ベルは、代わりに肛門に異物を挿入した患者の手術を担当し、予定通り同時オペがはじまる。しかし、ブラッドリーが突然失神し、ジュードが別の手術をしている最中に、大動脈瘤患者が急変し、ミーナが対応をする。
エピソード6
深まる疑惑
いよいよリリーの骨髄移植が始まることになるが、担当を外されたニックは心配でたまらない。ニックは、リリーに気を配るようデヴォンに頼むが、彼はニックの懸念を一蹴する。しかし、手術前のリリーの不安を目の当たりにしたデヴォンは、念のため再検査をする。一方、ミーナが近所の薬物常用者の青年に強盗されかける。彼の家庭環境に同情したミーナは、警察へ通報せずにニックと共に自宅に送る。ミーナの意外な一面を見たニックだが、ミーナの過去に心配が募る。
マット・ズークリー
マニシュ・ダヤル
ブルース・グリーンウッド
モラン・アティアス
ケルシー・サンダース
アントワーン・フークア
エイミー・ホールデン・ジョーンズ
David Boorstein
オリー・オブスト
フィリップ・ノイス
Todd Harthan