三毛猫ホームズ

警視庁捜査一課の刑事、片山義太郎は、敏腕刑事と呼ばれた父が、死に際に「立派な警官になれ」と言い残した言葉を忠実に守って、警視庁に勤めることになったが、女性と血を見るのが大嫌いという性分で、捜査一課に配属されてからは苦痛の毎日だった。ある日、片山は、上司の野島から3日前に起きた女子大生殺しの捜査に命ぜられる。（Ｃ）東映

目黒白河コーポの12階の屋上から有名な映画評論家の山室成弘が投身自殺する。捜査一課の野島は翌日の新聞を見ながらある疑問を感じていた。それは、山室が謎の言葉を残していたこと、そして、半年前に同じ場所から会社員の金崎沢子も投身自殺していることだった。（Ｃ）東映

義太郎と雪子は、弟のように可愛がっている石津刑事の新居であるマンモス団地を訪問。団地の入口に着くと、人が集まっていて、池にはまった子供が人工呼吸を施されていた。団地の住人で、退職警官の森田によれば、最近団地の子供たちが次々と事故に遭っているのは、団地の近くにある大地主北沢家の息子の仕業に違いないという。（Ｃ）東映

楽壇への登竜門といわれるバイオリンコンクールに出場が決まっているマリが何者かに狙われ、「命が惜しかったら、本番で演奏ミスをしろ」と脅迫される。6人の出場者の警護を任された義太郎は、雪子を相棒に事件を捜査。しかし、恐るべき連続殺人事件が起こる。（Ｃ）東映

殺人犯の山口が護送中に逃亡する。彼は半年前、重病の妻を医者にみせる、という条件で吉田警部ら3人に自首した男だった。しかし約束は守られず、山口の妻は死亡した。山口の狙いはそんな3人への復讐ではないかと思われたが・・・。（Ｃ）東映

義太郎と雪子の周辺で、奇妙なことが続発する。誰かに尾行されたり、義太郎が車で狙われたり…。そんな時、「義太郎、雪子へ。父危篤。至急連絡せよ」と新聞広告が掲載され、義太郎と雪子は、どこかに別の同名カップルが居て、自分達は彼らに間違われているのかもしれない、と疑問を抱く。（Ｃ）東映