元刑事ジュリアン･バティストは脳腫瘍の手術後、仕事を離れ娘夫婦が住むアムステルダムで平穏な生活を送っていた。元恋人で地元警察の警視マルタからの依頼で、失踪した娼婦ナタリーの捜索に協力することに。捜索願を出したナタリーの叔父ストラットンと共にジュリアンは風俗店を訪ね歩き、ナタリーを捜し始める。娼婦を支援するキム･ボーゲルは、ナタリーが薬物依存症でルーマニア人から借金した上ドイツに逃げたと話す。

ジュリアンはナタリーを捜し出し話を聞くと、ストラットンは叔父ではないと言う。そしてストラットンには関わらないほうがいいとジュリアンに忠告するのだった。ストラットンに会ったジュリアンは、ナタリーをこれ以上捜さないほうがいいと伝えるが、ストラットンは思わぬ行動に出る。ナタリーは、侵入してきた男に殺されると察し何とか身を隠すのだが思わぬ結果に。ストラットンの家に潜入したジュリアンは衝撃的なものを見つける。

ストラットンは亡くなった自分の娘の姿をナタリーに重ね合わせていた。そして思わぬ形で犯罪に関わってしまった経緯をジュリアンに話す。マフィアの手下バラクーに追われる身となったストラットンは、ジュリアンにも注意するよう伝える。既にジュリアンの妻セリアはバラクーに目をつけられていた。マフィアの金を返さないことには安全を確保できないと悟ったジュリアンはストラットンと共にナタリーの親族を探し、彼女に息子がいたことを知る。

テイラーはバラクーを逮捕するため、ストラットンに盗聴器を仕掛けてバラクーに接触させる。その場で殺されそうになったストラットンはユーロポールが盗聴しているとバラクーに伝える。ジュリアンとニールズはナタリーの息子を病院から連れ去ったナタリーの義父ヘルマンの家を訪ねる。ヘルマンは大金を手にしたものの何者かに盗まれたと話す。一方、キムは恋人に過去の犯罪と性転換手術を受けたことを告白した後、遺体で見つかる。

何とか金を奪い返したジュリアンだったが、またしてもストラットンに裏切られ金を持ち去られる。ストラットンは元妻クレアたちを連れてイギリスに身を隠していた。ストラットンを捜し出したジュリアンは、彼がナタリーの妹クリスティーナを救出するためバラクーとの交渉を考えていることを知る。ジュリアンはその交渉役を自分に託すよう説得し、ある計画を持ちかける。バラクーを囲い込むことに成功したジュリアンだったが予期せぬ出来事が起こる。

キムの秘密を知ったストラットンは、キムの恋人グレッグに会いに行く。残されていた箱には、かつて彼女が関わっていた悪事の証拠があった。それを手掛かりに、ストラットンはクリスティーナの救出を試みる。一方、情報を漏洩させているのはマルタだと疑ったジュリアンだが、マルタはそれを否定。さらに調べを進めると、あろうことかニールズがマフィアと繋がっていたことが分かる。ニールズは組織から見放され、命を狙われる側となってしまった。