長安(ちょうあん)に住む発明好きの明るい青年、楽無異(がく・ぶい)は、消息不明の伝説の英雄、謝衣(しゃ・い)に憧れ修行の旅に出るが、旅の途中で勇猛な戦士の聞人羽(ぶんじん・う)、修行僧の夏夷則(か・いそく)、そしてミステリアスな阿阮(あげん)などの様々な人物たちと出会う。それぞれ異なる理由で謝衣を探す4人は共に旅を続けていく中で、次第にこの世界を滅ぼそうとする闇の勢力の存在を知る。人類を救うため、数々の出会いと戦いを経た冒険の果てに彼らを待ち受ける運命とは…!?
エピソード13
執着
寂桐が少恭のために新しい琴を作っていることを知った如沁は、弦を作る千年の氷蚕糸を求めるため、情報屋の茶小乖のもとを訪ねる。茶小乖は霧霊山の仙人に会うことを勧めるが、その仙人は天界より罰せられ湖に監禁されている恐ろしい者だった。一方、晴雪は満月の夜に備え、邪気を弱める薬を煎じて屠蘇に飲ませていたが、逆に屠蘇の体内の剣霊を刺激し、邪気を強めてしまい・・・。
エピソード14
奇病騒動
少恭は琴川を離れることを如沁に告げるが、そんな折、琴川で若い男たちが奇病にかかる事件が発生する。男たちはいずれも精気を吸い取られて意識を失っており、付近ではキツネの姿が目撃されていた。屠蘇たちはキツネの妖魔、襄鈴を待ち伏せて捕らえるが、襄鈴は黒装束の者が男たちに怪しげな毒を飲ませていたと告げる。そんな中、単独で事件を調べていた蘭生が黒装束の男たちに捕まってしまい・・・。
エピソード15
兄弟の記憶
翻雲寨に乗り込んだ屠蘇たちの前に立ちはだかったのは、玉横で作った丹薬で半妖となってしまった李潘安だった。屠蘇は焚寂剣で李潘安を倒すが、自らも力を使い倒れてしまう。陵越は屠蘇を天ヨウ城へ連れて帰ろうとするが、少恭や晴雪、そして蘭生の説得もあり、満月の夜まで屠蘇が琴川に残ることを許可する。そんな中、陵越はひょんなことから、蘭生の腕に生き別れた弟と同じ痣があるのを見つけるのだった。
エピソード16
中秋節の想い
蘭生と襄鈴は屠蘇の邪気を治すため、少恭の持つ玉横を使って邪気を吸い込ませようとするが、屠蘇の体内の剣霊を刺激してしまい屠蘇は気を失う。晴雪は邪気の強まった屠蘇を幽都の秘術で治してやるが、逆に霊力を消耗して倒れてしまうのだった。そんな折、陵端が屠蘇の居場所を突き止めたとの知らせが入ったため、陵越は陵端を下山させぬよう天ヨウ城へ戻り、屠蘇と少恭も江都に向かうことを決意する。
エピソード17
最愛の人
江都へ向かうことを決めた屠蘇と少恭たちの前に、死んだはずの少恭の最愛の人、巽芳が現れる。少恭は巽芳との再会を喜ぶが、寂桐は巽芳の正体を怪しむ。そんなある夜、如沁は巽芳が見知らぬ男と密会している現場を目撃する。如沁に相談された屠蘇と晴雪は、密会の現場を押さえるため待ち伏せするが、そこへ現れたのは晴雪が以前に魚を与えた猫の妖魔、黒曜だった。
エピソード18
江都の占い師
少恭は屠蘇、晴雪と共に江都へ出発する。道中で襄鈴、蘭生を加えた一行は瑾娘という有名な占い師のいる花満楼を訪れるが、瑾娘は不在だった。一方、天ヨウ城に戻った陵越だったが、すでに陵端は下山していた。その頃、花満楼にようやく瑾娘が戻ってくるが、瑾娘とは以前青玉壇にいた素錦だった。そんな中、晴雪は花満楼で見かけた兄に瓜二つの男に、自分の兄ではないかと問い詰めるが・・・。
馬天宇
ヤン・ミー
ウィリアム・チャン
チャオ・ジェンユー
張檬
リー・イーフォン