韓国の諜報機関である中央情報局のペク・シユンはジヌやソアンと共に韓国の銀行を買収しようとしていたベイスター香港の実態を暴くためマカオで作戦を決行するが、すんでのところで作戦が失敗し、ジヌが殺されてしまう。その事件の責任をとることになり、刑務所に収監されるシユンだが、3年後、ついに出所の日が訪れる。シユンは事件の謎を解くべく多くの諜報員が集まる「バー隣人」に向かうが、店長のファンは店を売り払おうとしていた。
「バー隣人」のアルバイトで脚本家志望のジョンヨン、そしてショッピングモール建設のために自ら経営するカフェの明け渡しを迫られていたソミは、ある晩、立ち退きを迫るチンピラたちに絡まれるが、正体を隠したシユンに助けられる。一方、刑事のテホは中央情報局出身のソヌに勧められ、中央情報局を退職した者たちの監視を請け負う清渓企画の雇われ社長となるが、監視の対象者の1人であるソ・ジュンソクが何者かにより殺害されてしまう。
ジョンヨンとソミは帽子のマークとマスクからチャンギュが自分たちを助けてくれた恩人だと勘違いして喜ぶ。一方、バー隣人を訪れるソアンだが、シユンが店長をしていいることに驚く。予期せぬ再会に喜ぶソアンだが、シユンは自分はジヌを守れなかったクズだと言い、ソアンのことを突き放す。テホはソ・ジュンソク殺害事件の真相を探るべく、ひそかに動いていたが、龍門企画のパク・ソヌに捜査には関わるなと念を押されてしまう。
「バー隣人」の元店長のファンに勧められ、シユンが向かった先はジヌの母親が切り盛りする食堂だった。温かい笑顔で迎えてくれたジヌの母親に対し、ジヌの死に責任を感じているシユンは“ジヌが死んだ時、同じ部署ではなかった”とウソをついてしまう。ファンにからかわれたと思ったシユンはファンに怒りをぶつけるが・・・。一方、ソヌにソ・ジュンソク殺害事件のことを嗅ぎ回っていることを知られたテホは水責めを受けることになる。
ミスクの店“昔食堂”で朝ご飯を食べるシユン。前の晩、地上げ屋10人以上を病院送りにした乱闘騒ぎの主犯はシユンだと確信したミスクはシユンを問い詰めるが、シユンは知らぬ存ぜぬを決め込む。朝ご飯を済ませ、バーでトレーニングをしていると、開店には早い時間にもかかわらず、チャンギュがやってくる。昨晩の乱闘騒ぎの一部始終を目撃していたチャンギュはシユンを“影の兄貴”と呼び、武術を教えてほしいとしつこく頼み込む。
ニュースター・インベスト社長ユン・サンミンはボンチョルとともにバー隣人へ押しかけ、チャンギュにしつこく絡み始める。このバーでのやりとりで“影”の正体はチャンギュかシユンのどちらかだと確信し、サンミンはボンチョルに2日間以内に正体を突き止めるように命じる。一方、ファン元店長は自ら綴った回顧録をネタにして、スヒョクに中央情報局が3年前のマカオの作戦に関わった人々に手を出さないよう取り引きを持ちかけるが・・・。
パク・シフ
Paek, Si-yun
イ・スヒョク
Choi, Chan-kyu
ユン・テヨン
Yoon, Sang-min
チョ・ソンハ
Lim, Tae-ho
チョン・マンシク
Jung, Soo-hyuk