智異山＜チリサン＞～君へのシグナル～

2018年、智異山国立公園ヘドン分所に1人の新人がレンジャーとして入所する。入所早々に遭難事故が発生し入山したヒョンジョは、先輩レンジャーのイガンとペアで捜索に当たることに。生存のタイムリミットが迫る中、ヒョンジョは遭難者のリュックを見つける。手がかりを見つけた2人だったが、悪天候で撤退を命令され…。

2020年、復帰したイガンは自分へメッセージを送り続ける人物を突き止めるため調査を進める。2018年、非番のヒョンジョは訓練のため山に登り、そこで1人の男性に会う。その男は行方不明になっている父親の遺骨を捜しに来たと言い、ヒョンジョは彼に協力することに。イガンは別のルートから同じ事件を追い始めるが…。

イガンはヒョンジョが協力している事件の遭難者の家へ行き、娘に話を聞こうとする。イガンはその家にあった立派な松の木を見て、遭難者が森林窃盗犯であることに気づく。そして、イガンは娘から話を聞いているうちに、窃盗に手を出させた人物がいることを知る。一方、ヒョンジョは息子と名乗る男性の言動に違和感を感じ…。

ヘドン分所に1本の電話がかかってくる。おばあさんが行方不明になり、捜索に出かけるヒョンジョとイガン。2人はおばあさんがよく供養で行っていたペクト谷へ向かうが、供養で使った食べ物などが放置されていることに違和感を感じる。ヒョンジョはペクト谷の積石跡へ行くようイガンに提案するが、そこにおばあさんの姿はなく…。

おばあさんが行方不明になった日は軍隊の訓練があり、ヒョンジョたちは山の中で一隊に出会う。民間人に会ったという兵士の証言どおり、おばあさんの所持品が見つかり、リュックの中に大量の毒キノコを発見する。その後、その兵士が行方不明になり、ヒョンジョたちは兵士の行方を追う。無事、その兵士は一命を取り留めるが…。