財閥家の3世チェ・ジウは、気楽な海外生活を清算し韓国に帰国する。亡くなった財閥オーナーの祖父の遺産を相続するためだ。両親は父の浮気で離婚、父チェ・ボンナムは慰謝料で金に困って遺産を当てにし、母のオ・サラは教会の牧師。一方、フレンチシェフを夢見るソ・ジュンヒは親友のオ・ヨングァンと部屋をシェア、クラブの厨房で働いていた。
ソ・ジュンヒの働くクラブで、ジウの帰国歓迎会が開かれる。酒を運ぶジュンヒはジウの友人たちにばかにされるが、留学資金をためているジュンヒは我慢する。一方、ソ・イェジはジウが泊まるホテルに押しかけ...。
ジウの元恋人でマフィアのボスの娘・リディアが、ジウを追って韓国にやってくる。ジウはジュンヒを恋人に仕立て、2人は酒で勝負をすることに。ジュンヒが勝つも酔いつぶれ、ジウは自身が泊まるホテルに連れていく。
ジウの父・ボンナムが相続から除外されていることがわかる。当然、ジウの取り分もゼロ。一方、酒造会社のインターンをしていたジュンヒの親友、オ・ヨングァンは正社員の夢破れ、契約職として働くことに...。
祖父がひそかにジウに残したのは、古本でいっぱいの一軒家。祖父の言う「宝物の倉庫」とはとても思えない。一方、詐欺で留学資金を失ったジュンヒは、バイト代だけでも確保しようとジウの一軒家を訪れるが...。
故郷でくすぶるのが嫌になったジュンヒの兄・サンヒは、騒動を起こす。一方、金がないジウはホテルを引き払い、ヨングァンの職場の上司で性格が正反対の真面目人間である兄・ジヒョクの家に居候する。