命の値

保険外交員のジファンは、麻浦（マポ）大橋を渡っている途中に偶然、自殺しようとしていたジョンウンと出会う。ジョンウンは、元恋人のヨンホに浮気やDVを受けたことにより自殺しようと決意するが、危機一髪のところでジファンに助けられる。自身は価値のない人間だと言うジョンウンに対しジファンは、ジョンウンの命の価値を証明すると伝えるが・・・

ジョンウンの命の価値を証明するために1億ウォンの保険に入ることを勧めたジファン。しかしその条件として「ジョンウンは契約から2年後に自殺し、その保険金はジファンが受け取る」というものだった。不審に思いつつも同意したジョンウンだが、帰る場所がないと言い・・・

帰る場所がないジョンウンと同居することになったジファン。気まずいながらもDVを受けていたジョンウンに同情し、そばにいてあげることに。そんな中ジファンは、会社の同僚ソンチーム長とヘスに今回の契約について話してしまう。事実を知った二人は心配はするものの、ジファンを止めはしなかった。一方、ジョンウンの元恋人ヨンホとプライベートな関係にあるヘスは、ヨンホにジョンウンについて告げ口してしまい・・・

ある日、「うつ病」について調べていたジファン。そこに偶然、ヘスがやってきて顧客の中に親しい精神科医がいると言い、謎の薬を渡してしまう。一方、食欲のないジョンウンは明かりもつけずにじっと隅に座っていた。そんなジョンウンに少しでも気分転換になってほしいとお寿司を用意した。二人はゆっくりと仲良く食べていたが、何も知らないジファンはヘスからもらった薬をジョンウンに渡し・・・

ヘスからジョンウンについて聞いていたヨンホは、ヘスにジョンウンの状態を尋ねる。それに対しヘスは、ヨンホに自分に考えがあると言う。実はジョンウンに与えた薬は、うつ病の薬ではなくダイエットの薬で、その薬によりジョンウンの神経がさらに鋭くなり、うつ病が深刻化する可能性があるというのだ。2年待てばジョンウンの保険がおりると言うヘスにヨンホは、保険金受取人を自分の名前に変えなければと伝えるが・・・

ジョンウンと幸せな時間を過ごしていたジファンは、ジョンウンにデートしないかと誘う。二人は一緒にサムギョプサルを食べに行くが、3年ぶりにサムギョプサルを食べるというジョンウンの言葉にジファンは、これからは自分がジョンウンを幸せにすると決意する。そんなジファンにジョンウンも心を開き始めるが・・・