篠原玲子 (水野美紀) は55歳のシングルマザー。娘の優奈 (大友花恋) が結婚して母となった今は、孫の圭太 (日影琉叶) の成長を見守る穏やかな日々を送っていた。だが圭太の5歳の誕生日、そんな慎ましい幸せは一瞬にして奪われた。玲子の目の前で、優奈と圭太がマンションから飛び降りたのだ。優奈はまもなく死亡。圭太は意識不明の重体に。生きる望みを失った玲子は、廃ビルの屋上へ。飛び降りようとしたそのとき、謎の男･成瀬 (白岩瑠姫) が現れ「死ぬくらいなら、生まれ変わったらどうだ」と、意味深な言葉を投げかける。そんな折、玲子に差出人不明のメールが届く。送られてきた動画には、ママ友からイジメを受ける優奈の姿が。さらに非通知の電話が入り、思わぬ告発にがく然とする。玲子はある決意を胸に、娘の敵を討つために動き出す。

優奈 (大友花恋) を死に追いやったママ友たちに復讐するため、別人に生まれ変わった玲子 (水野美紀)。天才外科医･成瀬 (白岩瑠姫) の施術で25歳のレイコ (⿑藤京⼦) の姿を手に入れると、母親から虐待されていた少年･空 (佐藤大空) を預かり、新米ママになりすまして圭太 (日影琉叶) が通っていた幼稚園に潜り込む。レイコは、優奈を執拗にいじめていた沙織 (新川優愛) らママ友グループに接近。SNSなどに匿名で暴言を吐いてはストレスを発散していた恵美 (小林きな子) を最初のターゲットに決める。恵美は以前、夫の春真 (笠原秀幸) が若い優奈にデレデレと鼻の下を伸ばしていたことに腹を立て逆恨みしていた。恵美の若さへの激しい憎しみを目の当たりにしたレイコ。春真が通うガールズバーで働き始めると、春真にアプローチをかけ…。

1人目のターゲット･恵美 (小林きな子) を破滅に追い込んだ玲子＝レイコ (水野美紀／⿑藤京⼦) は、成瀬 (白岩瑠姫) のサポートを受けながらさらなる復讐へと突き進む。そんなレイコにママ友グループの細川理佐子 (峯岸みなみ) が疑念を抱き始めていた。優奈 (大友花恋) が飛び降りて亡くなった後、事故物件となったマンションの部屋にわざわざ越してきたレイコを怪しむ理佐子は、マンションに押しかけレイコの正体を暴こうとするが…。そんななか、優奈が理佐子にいじめられていた理由が明らかに。学歴に強いこだわりを持ち、息子を名門私立校に入学させようと躍起になる理佐子に対し、優奈が“お受験”に否定的な考えを話したことで激しい憎悪を向けられていたのだ。理佐子の弱点に気づいたレイコは、ある企みを胸に学園の理事長に近づき…。