千家客主 (問屋機能を持つ商団) の主となったチョン・オスは、黒蠢 (干しナマコ) の商いで開城を代表する客主となる。義兄弟のキル・サンムンが番頭を務めるが、息子のボンサムは歩くのも商いも嫌いだという始末。この日、清との国境にある柵門市場が3年ぶりに再開されることになり、千家客主一行は柵門へと向かうが、途中でオスが崖から落下してしまう。意識を失ったオスを牛皮密売人のチョ・ソンジュンが見つけるが…。
柵門市場でキム・ハクチュンに多額の借金返済を迫られたサンムンは、返済期限の猶予を得るためハクチュンからアヘンを運ぶことを約束する。そんな折、黒蠢の値が暴落し、危機に陥る千家客主にアヘンの捜索が入ることになり、サンムンが拘束される。拷問を受け、初めてハクチュンの謀略だと気づくサンムンだが・・・。一方、サンムンがアヘンに手を出したことがどうしても信じられないオスは行商人の裁きを開き、真実を明かすと役人に申し入れる。
国境の都市・義州の禁門で荷からアヘンが見つかり、仲間たちと共に獄につながられるオス。役人は不問に付す代価としてオスに賄賂を要求するが、裏取引を知ったキム・ハクチュンが朝廷に知らせると役人を脅迫する。恐れをなした役人はアヘンを荷に入れた犯人を捜し出し、その者を処刑にする妥協案をオスに提示するが、オスは犯人に心当たりがあった。翌日、義州の長官は千家客主一行にアヘン密売の責任者を追及するが・・・。
キム・ハクチュンに追われ開城をあとにしたソレは、客主再興の誓いを胸に江景で妓女となることを決意する。辛家大客主の使用人になったキル・ソゲは大行首シンの目に止まる機会を虎視眈々と狙っていた。その頃、シンの動向をうかがっていたハクチュンはシンが策を弄する前に千家客主を売り払おうと海産物客主相手に競売を実施するが、値は高騰の一途をたどり、なかなか落札されず入札形式となる。そこでシンが提示した金額は・・・。
松坡馬房の主チョ・ソンジュンは自分の過去を知るボンサムとの再会に驚きながらも詐欺まがいの手を使ったボンサムとチェ・ドリを童蒙庁の面々の前で厳しく糾弾する。そのため、童蒙庁を追い出されたボンサムたちは、ソンジュンに雇ってほしいと懇願する。そんなボンサムたちにソンジュンはある課題を出すが・・・。一方、辛家大客主で働いて10年になったソゲは働きぶりを認められ、シン・ソクチュのお供を申しつかることになる。
シンの帳簿を盗み見たことがばれ、さんざん痛めつけられて客主を追い出されたソゲは、山賊に指を切り落とされそうになったところを行商人ケトンに助けられる。牛3頭を売り歩いていたボンサムが売り先を見つけたと馬房に戻るが、受け取った代金は頭金1割だけで残りは分割払いという契約内容だった。牛は信用取り引きしない慣習だとソンジュンは却下するソが、ボンサムは大きく商うためには信用取り引きが必要だと主張する。
チャン・ヒョク
Cheon Bongsam
ユ・オソン
Gil Sogae
キム・ミンジョン
Maewol
ハン・チェア
Jo Sosa
パク・ウネ
Cheon Sorae