大王世宗
治安が徹底していなければならない宮廷。そんな宮廷の最も厳かな正殿で、首吊りした従事官の死体が発見された。重臣たちが戦々恐々として事件の推移を調べている中、太宗(テジョン)は自ら内医院へ出向き死体を確認する。これは単純な自殺だろうか?あるいは朝鮮を明国属國とするという野心を抱いた明の使臣たちによる計略的殺人事件だったのか?様々な憶測が飛び交う中、死体から徐々に浮かび上がる一つの句。「汝守王才乎-そなたは王制を守れるか?」その瞬間、自分たちが事件の方向性を見失ったことに気づいた黄喜は、東宮殿へ急ぎ世子譲寧の行方を探しさ迷うのだが...。