660年、黄山伐(ファンサンボル)で5万の新羅軍を迎え撃つケベク率いる百済軍。その数わずか5千。宿敵キム・ユシン率いる5万の連合軍に決死の覚悟で挑んだ百済軍は見事4度目の勝利を収める。勇猛な百済の兵士たちにケベクが語りかけた言葉、それは・・・“必ず生きて帰れ、家族の元へ・・・!”
エピソード1
刺客
660年、百済軍を率いるケベクは新羅の大軍と黄山伐で4度目の戦いを繰り広げ、見事勝利する。激戦の余韻のなか、ケベクは兵士たちに「死ぬな、必ず生きて家族の元へ帰れ」と語りかける。時は遡り612年。百済の泗泚(サビ)城では新羅出身のソンファ王妃と息子のウィジャが刺客に襲われる。護衛将軍のムジンが倒した刺客の腕には暗殺集団、為済団(ウィジェダン)の刺青があった。武王は妃を守れない自分を責めるが、そこに現れた第二妃、サテク妃は不敵な笑いを浮かべていた。
エピソード2
密偵
ソンファ王妃とウィジャの命を狙うサテク妃は、遠い昔思いを抱いたムジンを仲間に引き入れようとするが彼は取り合わない。自尊心を傷つけられたサテク妃は野望実現のため、ソンファ王妃とムジンを新羅の密偵に仕立てあげる。武王はムジンとともにソンファ王妃を逃がすが、サテク妃に追いつめられた王妃は身の潔白を証明するため自害する。それでもサテク妃の執念は止まらず、さらに執拗にウィジャとムジンの行方を追いかける。
エピソード3
ケベク誕生
ムジンはなんとか生き延びるが、身重の妻は子どもと引き換えに帰らぬ人に・・・。隠れていたウィジャも追っ手を逃れ、一人でサビ城に戻る。14年後、ムジンは刺客を生業としながら、息子ケベクとともに民家の女とその息子の4人で暮らしていた。ケベクは商店の娘、ウンゴが気になるが、こっぴどくフラれてしまう。一方ウィジャはサテク妃にへつらいながら無能なふりをして暮らしていた。サテク妃はそんなウィジャを怪しんでいたが・・・。
エピソード4
思い出の地
酒場で泥酔したウィジャに代わってサテク妃の誕生祝宴にやってきたケベクは、贈り物を持ってきたウンゴと出会う。祝宴は武王とソンファ妃の思い出の場所、宮南苑で開かれた。サテク妃はその場所で捕縛した新羅兵の処刑を命じる。ところがその一人がいきなりサテク妃に剣を向け、ウンゴがそれを遮るのを見てケベクも思わず飛び出してしまう。刺客の一味として捕まったケベク。厳しい尋問が続くなか、ウンゴの証言でようやく釈放される。
エピソード5
再会
人知れず為済(ウジェ)団を追っていたムジンに、為済団から接触が。サテク妃の指示を受けた為済団が、ムジンにウィジャの暗殺を依頼したのだった。一方ケベクは、ムジンがウィジャに刀を突きつけるのを見て思わず間に割って入る。見たこともない父の姿に驚くケベク。ムジンは成長したウィジャとの再会を喜ぶが、その足で為済団に乗り込みサテク妃を人質に取る。陰謀を明らかにしようとするムジン。だがサテク妃側の貴族たちが黙っておらず・・・。
エピソード6
殺生簿
サテク妃を連れて宮南苑にやって来たムジン。そこに為済団に捕まったケベクと家族が連れてこられる。家族を殺すという脅しにもサテク妃を放さないムジン。容赦のない為済団はムジンの目の前で妻ウルリョを刺し殺す。そこに現れた武王はムジンからサテク妃の陰謀の証拠、殺生簿を渡される。この機会にサテクらを一網打尽にしようとする武王。だがサテク妃はすでに手を打っていた。ケベクは母と兄が他人と知って衝撃を受けていたが・・・。
ソン・ジヒョ
チョ・ジェヒョン
イ・ソジン
キム・グン・ホング
チョン・ヒョンス