小公女セイラ

幼い頃に母を亡くした黒田セイラ(志田未来)は､ミレニウス女学院に入学するためにインドから帰国した｡誰に対しても優しく接するセイラは､学院内でも多くの友達を得る｡学院の下働きをしている少年･三浦カイト(林遣都)もそんなセイラに心を寄せる1人だった｡ ある日､セイラの誕生日を祝うパーティーの最中にセイラは学院長･三村千恵子(樋口可南子)から信じ難い報告を受ける｡

フランス語のクラス代表スピーチの座をセイラに奪われた真里亜(小島藤子)｡真里亜はセイラにスピーチをさせた千恵子(樋口可南子)に異議を申し立てに行く｡学院長の妹･笑美子(斉藤由貴)との会話から､セイラの父が多額の寄付をしたおかげでセイラが特別待遇を受けたと知った真里亜｡寄付金さえ積めば自分も優遇されると知った真里亜は､父親に学院への寄付を要求し､学院長にある条件を提示する｡

修学旅行の日を迎えた学院｡修学旅行の間は小沼夫妻(大和田伸也､広岡由里子)も旅行､カイト(林遣都)は実家に帰省する｡しかし身寄りのないセイラ(志田未来)は､学院に残ることしかできなかった｡セイラが心残りなカイトは､学院に戻ってくる｡｢俺の田舎に一緒に行こう!｣留守を預かっているセイラはためらうも､笑顔で頷く｡ 楽しい時間はあっという間に流れ､2人は急いで帰路につくが･･･｡

無断で学院を抜け出したセイラ(志田未来)に､千恵子(樋口可南子)の怒りが爆発｡セイラを学院から追い出そうとする｡亜蘭(田辺誠一)はセイラを留めるよう千恵子に助言するが､千恵子の意志は硬い｡そこへ､笑美子(斉藤由貴)が鈴村隆(安田顕)と共にやって来た｡鈴村の娘･路美(春日香音)をしばらくの間､学院で預かって欲しいと言う｡千恵子は学院への寄付を条件に､路美を預かることにするのだが･･･｡