天真爛漫(らんまん)な妻に破天荒な夫。江戸は本所の人々と織りなす幕末前夜のホームドラマ。-勝海舟はこうして生まれた。(C)NHK/ユニオン映画、 (C)NHK/ネクスト50
エピソード1
旦那様は就活中
貧乏旗本・勝家の女房・お信(沢口靖子)は、毎日お金の苦労をしながらも、無邪気な笑顔も絶やさない。夫は、勝小吉(古田新太)。生来の無鉄砲。そして両親を冷静に見守るのが、やがて「勝海舟」となる息子の麟太郎。小吉は就職活動に精を出し親の付け届けのおかげで、ようやくチャンスをつかむが、嫌みな連中の接待を務めるという大きな関門が待っていた。女房のお信は無邪気に夫の成功を願っていたが…。[TAIG](C)NHK/ユニオン映画
エピソード2
麟太郎、出世する
勝小吉(古田新太)は、幕府に納める小普請金の工面に苦労していた。そのころ、女房のお信(沢口靖子)のもとには、「息子の麟太郎を将軍の孫の遊び相手として江戸城に上がるように」という知らせが来る。勝家にとっては願ってもない出世のチャンス。祖母の登勢(江波杏子)は大喜びしていたが、泥酔して帰宅した小吉が「断ってしまえ」と言い捨てて取り合ってくれない。お信は小吉の本心を聞き出そうとするが…。[TAIG](C)NHK/ユニオン映画
エピソード3
お信の書き置き
刀剣の目利きの仕事を始めた小吉(古田新太)は、ひょんなことから同じ貧乏旗本の女房・お雪(酒井美紀)と知り合う。悪徳な役人や商人の奸計(かんけい)に陥り、身を売る寸前のお雪に同情した小吉は、「自分がお雪を引き取りたい」と、なんと女房のお信(沢口靖子)に相談する。お信は「ならば自分が必ず、お雪さんをもらい受けてきます」と宣言して、ひとりで出かけていくが…。[TAIG](C)NHK/ユニオン映画
エピソード4
麟太郎、三途の川から呼び戻される
お信(沢口靖子)と小吉(古田新太)の元に、長男の麟太郎が戻ってきた。将軍の孫の遊び相手に江戸城に上がっていたが、肝心の若様が病気になり、役目が無くなったのだ。勝家は出世の糸口を失い、登勢(江波杏子)はがっかり。そして戻ってきた麟太郎は大人びて、粗暴な父・小吉とどうも折り合いが悪くなってしまう。更に悪いことは重なり、麟太郎が犬に急所を噛(か)まれて、生死をさまよう事態に…。[TAIG](C)NHK/ユニオン映画
エピソード5
おばば様の秘密
長年仕えてくれた利平次(石倉三郎)が急逝。長男・麟太郎(鈴木福)はすくすく育つ一方、登勢(江波杏子)は老いを感じ始めていた。登勢はひょんなことから一日上人(伊武雅刀)という僧侶が営む福祉施設でボランティアを始め、上人の影響を受けて小吉(古田新太)に対してまで優しい性格に変身。だがお信(沢口靖子)は、実は一日上人は、かつて殺人まで犯した悪党であることを知ってしまう。[TAIG](C)NHK/ユニオン映画
エピソード6
お信、鼠小僧の一味になる
刑死したはずの鼠(ねずみ)小僧を名乗る泥棒が世間を騒がせていた。そんな頃、小吉(古田新太)はひょんなことから役人にいじめられていた若者ふたりを助け、自宅に居候させることに。ふたりは好青年で勝家になじむが、やがてお信(沢口靖子)はふたりこそが鼠小僧を名乗る泥棒なのでは、という疑念を抱く。[TAIG](C)NHK/ユニオン映画
沢口靖子
古田新太
升毅
高橋和也
小松利昌
鈴木福
山本むつみ
荻野清子