Shinrei Master Tape 2

心霊ディレクター･岩澤宏樹の部屋で行われたドラマ「心霊マスターテープ」の撮影が終了し、岩澤、寺内康太郎監督と談笑していた井川は、部屋の片隅に置かれたVHS-Cと古い16ミリフィルムを見つける。岩澤によると心霊ドキュメンタリーの女性スタッフである川居尚美から送られてきたものだという。岩澤がその場で再生したVHS-Cの映像には、奇妙な現象が映し出されており、興味を示した井川の一言によって、この映像の謎に迫ることに。寺内監督の呼びかけによって、再び心霊ディレクターとアシスタントたちが招集され、調査が開始されるが…。

見たら死ぬ念写写真に関する映像の出所が、かつて寺内康太郎監督の作品関わっていた金田萌黄だと知った寺内とアシスタントの涼本奈緒は、金田を訪ねる。すると借主が夜逃げした事務所にあったものだという。借主は「限界戦慄ファイル ヤバすぎ!」のスタッフ獅童仁平であり、彼はこのところ心霊スタッフに襲い掛かる事件を起こしていた。そして、「ヤバすぎ!」の事務所を調査していた「心霊パンデミック」チームの徳丸と金井の身に不可解な出来事が…。さらに心霊YouTubeチャンネルで、ある人物が見たら死ぬ写真の情報を洗いざらい暴露したことによって、事態は思わぬ方向へ向かってゆく。

山形で二手に分かれて調査をしていた寺内康太郎と涼本奈緒は、小田原志津江に関する有益な情報を入手した。その頃、東京で夏目大一朗の追悼配信を行っていた西川千尋の前に、古賀奏一郎との諍いによって離脱していた岩澤宏樹が姿を現す。そして、ある人物への聞き込みのため仙台に向かった涼本たちに、岩澤から重要な情報がもたらされるが…。

東京のスタッフルームに突如、ある重要人物が現れ、岩澤宏樹にお札に巻かれた写真を渡す。見たら死ぬ念写写真なのか? その人物は心霊ディレクターたちにとっての覚悟を試される挑戦状を叩きつけ去っていった…。