老中の水野と阿部を、何者かが襲撃。仕事人の仕業と見た奉行所が警戒を強める中、主水の元に水野と阿部を仕置する仕事が、それぞれ別個に舞い込んだ。老中らの勢力争いと睨んだ主水は、両方の仕事を断ることにするが、その途端何者かに命を狙われてしまう。©ABC/松竹
秀が育てている娘・お民が、厳しいしごき教育で知られる十津川鍛錬塾の塾生たちに捕えられてしまった。彼らは親元へ戻るために塾を脱走し、通り掛かったお民を人質にして古びた小屋に立て篭もってしまったのだ。秀はお民を救出すべく、主水らに相談するが……。©ABC/松竹
世間では、老人たちを預かり世話をする小金井施療院が大評判。加代が面倒を見ていた魚屋の姑・おまつも施療院に入ることになったが、間もなく心臓病で急死したと、おまつの遺骨が届けられた。気になった加代は、おりくと共に施療院を探り始めるのだが……。©ABC/松竹
オランダ渡りの犬・蘭月姫を将軍家へ献上するため、京から尼門跡・清照尼の一行が江戸へやって来た。しかし気紛れで残酷な清照尼は、道中で気に入らない人々を平然と殺させていたのだ。そんな中、勇次は品川で清照尼を追っているという女郎・お甲と知り合う。©ABC/松竹
江戸市中は、一等賞金が二十五両という十里早駆け競争の話題で持ちきり。ところがその陰で、飛脚が斬殺され荷を奪われるという事件が続発していた。飛脚問屋の頭・和泉屋のお龍は、組合を作って冥加金を納め、役人に守ってもらおうと提案するのだが……。©ABC/松竹
武家の息子たちが通う私学の一流校・憂国館。その館長・渋井元厚は金儲けに走り、邪魔になった正義漢の副館長・小野利明を斬殺してしまう。利明の死後、一人息子の吉之助は生活費を稼ぐために「何でも屋」を開業。「営業妨害だ」と騒ぎ立てる加代だが……。©ABC/松竹