養護施設出身の高校生ハ・デチョルは一目惚れしたユ・ミニ目当てに、彼女の伯父のプロレス道場へ通い始める。ある日、デチョルの前に父だと名乗る男が現れ、自分は友人にスパイの濡れ衣を着せられた科学者だ。YK電子会長となった友人カン・ジュンホと、自分たちを捨ててカンと再婚した妻ジスクを罰するため検事になれと言い出す。ミニからも「検事になったら交際を考える」と言われたデチョルは父の下で猛勉強。十数年後、デチョルは刑事になったミニと再会する。

普段は俗物検事を装いながらも、裏では覆面をかぶり、法で裁けない犯人を懲らしめ、こっそりミニを助けていたデチョル。その頃、建設会社社長の殺人事件が起こる。そして、担当検事となったヒョヌンにより、防犯カメラの映像を元に覆面男は犯人に仕立てあげられてしまう。息子が覆面男だと知ったデチョルの父は、身代わりに自首しようと覆面姿で家を後にするが、その後水死体として見つかるのだった。

父の死が殺人犯の自殺として処理され、悔し涙を飲むデチョルは独自に捜査を開始。殺害現場から金を盗んだ泥棒ホシクを、覆面姿で脅して自首させると、そこから違法ネット賭博を運営するチョ・サンテクの配下イ・ジャングォンに辿り着く。一方、ミニは捜査のかたわら、亡き母が被害者となった暴行事件を調べていた。その頃、サンテクは自分とカン会長の深い繋がりをヒョヌンに話し、検察を抑えるよう命じると、続いてジャングォンにミニを襲わせる。

危ないところを覆面男に助けられたミニは、その正体がデチョルではと疑うものの確証を得られない。ジャングォンが父を殺したと悟ったデチョルは、検察の権力組織・正検会への入会をちらつかせるヒョヌンに忠誠を誓う。ヒョヌンの母ジスクは、デチョルの同僚検事ソ・リナに呼ばれ、カン会長と元刑事サンテクの関係を聞かれるも黙秘する。ジャングォンはミニが匿った社長殺害事件の目撃女性を殺そうとするが、そこに覆面男が駆けつけ、彼を追いつめる・・・。

窓から飛び降りたジャングォンは一時意識不明となり、その後意識が戻ったのだが結局自殺してしまう。また証人の目撃女性は何も見ていないと証言を一転させサンテクは無罪になる。デチョルが実の息子だとは知らない母ジスクは、ヒョヌンをサンテクから助けるよう彼に頼むが、デチョルの気持ちは落ち着かない。一方、過去を知られたサンテクは、ヒョヌンにミニの殺害を予告するのだった。

ヒョヌンは初恋の相手であるミニの殺害をなんとか阻止。拳銃をサンテクの部下に奪われたミニは覆面男の助けを得て、拉致されたジャングォンの妻を救出する。次第に覆面男のことが気になり始めるミニ。一方、デチョルは同僚リナの父であるソ法務大臣から正検会を潰すため、対抗勢力を育てろと言われるが、ソン地検長を失脚させ、正検会を潰すと断言。そして、マスコミではソン地検長のスキャンダルが報道される。ヒョヌンは火消しを画策するが・・・。