チェンマイで古い屋敷の改修に携わる若き建築家のジョム。海外留学中の恋人オームを待ち続けていたが捨てられる。不運にも事故を起こし川に落ち、死を覚悟したが、突然現れた男性に助けられ川岸まで泳いだ後気を失う。目を覚ましたジョムは、目の前で起きる出来事に違和感を覚えていたが、この場所が1927年のチェンマイであり、タイムスリップしたことを知るのだった。そんな中、介抱してくれたミンという使用人と舟での移動中、プルメリアの甘い香りと共に名家の御曹司ヤイと出会う。さらに、彼の住まいはジョムが現代で改修に携わっていた屋敷で…。いつ現代に戻れるか分からず、屋敷の使用人として働くことになったジョムだが、思いもよらぬ問題に次々と巻き込まれていく。しかし、ジョムの窮地には幾度となくヤイが現れ助けてくれるのであった。