戦慄！アジア凶悪犯罪事件簿

1979年4月6日夜、クアラルンプール近郊の高速道路脇の車内で、ミス・マレーシアコンテストの出場経験をもつジーン・ペレラ・シンナパの惨殺死体と、当時恋人であった義理の兄弟が意識不明の状態で発見される。のちに彼はジーンを殺害したとして死刑判決を受けるが？

2000年、マレーシアで陸軍将校らを装ったテロ集団が、大量の武器を強奪し、4人を人質にとる。救出のために32時間で3000人が出動したが、犯人グループは投降する前に人質2人を拷問の末に殺害した。この凄惨な事件、果たして目的は何だったのか？

アジアでは加害者と被害者の間のマインドコントロールや催眠に起因する犯罪が存在する。多額の金銭強要事件や、「呪文」を使い就寝中に犯行に及んだ連続レイプ犯など、マレーシアの「心の犯罪」を調査し、その闇を紐解く。

1985年の香港でイギリス人2人が惨殺される。この事件は、香港史上最も凶悪な犯罪の1つとされ、検死の結果で2人は息絶える前に何時間も拷問されていたことが明らかになる。有罪判決を受けたのは中国のギャングだったが、この事件の背景は一体何だったのか？

香港の不動産王、王徳輝氏はこれまで身代金目的で2度誘拐されていた。身代金は、史上最高の6000万米ドルにも。その後、王さんが残した遺言をめぐって遺族が数年にわたり法廷で争い、そのストーリーはハリウッドの紙面をも賑わせるほどとなるが。

香港のタクシー運転手、林過雲は女性たちを絞殺した後、遺体を解体し生殖器をタッパーに保管。そして、兄弟で暮らすアパートの寝室に隠していた。逮捕のきっかけは、写真家のコーワンが撮影していた犠牲者の写真やビデオを一般の写真店で現像していたことだった！