昭和史の重要な選択に迫るシリーズの第1回。昭和8年、日本は国際連盟を脱退、世界からの孤立の道を選んだ。これまで連盟脱退といえば、旧満州をめぐる日本の主張が受け入れられなかったため、自ら進んで脱退したというイメージが一般的だった。しかし近年の研究によると、当初、政府は脱退回避を意図していたという。なぜ日本は正反対の結論へと突き進んでしまったのか?日本全権・松岡洋右を軸に、国際連盟脱退の舞台裏に迫る。[HIST](C)NHK
戦後、GHQに占領された日本は、早急に講和を結び、独立を回復する必要に迫られた。しかし、冷戦が激化する中、対日講和問題は日本の安全保障問題と密接にリンクするようになる。アメリカは講和の条件として西側陣営への積極的な軍事貢献を求めてきたのだ。軍備を放棄した日本は、アメリカの要求にどう応えるべきか。時の総理大臣・吉田茂の葛藤を追いながら、日本がサンフランシスコ講和で国際社会に復帰した道のりをたどる。[HIST](C)NHK