エピソード1
大宋国の流星
大宋(現在の中国)の頃、全土に疫病が蔓延していた。徽宗皇帝はこれを憂い腹心の悪漢・高求を霊山へと派遣するが、高求の傍若無人な振る舞いにより、御堂に永らく封印されていた百八の武人の魂が、一斉に流星となり天空を乱舞して全土に飛び散っていく・・・。大宋の都・開封は百万の人口を擁した大都市であったが、その繁栄は見せかけで、一歩裏に入れば市民たちは飢え苦しみ権力の暴虐に恐れて暮らす毎日だった。市中暴動を収めようとした近衛軍武術師範・林中は、暴漢をわざと取り逃がす。信頼する総司令官・呼延灼は林中の思いを察し、何とかこの軍法違反の罪を謹慎で済ます。程なくして、帝のお気に入りの高求が呼延灼の後任の総司令官として赴任する。すると高求は、自身の着任式を謹慎中の理由で欠席した林中の軍籍を剥奪し、謀略により命までも狙おうとする。実は高求と林中の間には、少なからぬ因縁があったのだった。 (C)国際放映
46分 · 1973年10月2日
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