呂不韋は安国君の奥方･華陽夫人に会い、嬴異人を養子にするよう薦める。嬴傒は嬴異人を連れ去ろうと監獄に押し入るが華陽夫人の弟･陽泉君に救われる。嬴異人の妻･趙姫と息子の政は申越に連れられ邯鄲脱出を図る。

秦は西周の領土と王権の象徴である九鼎を得たが、途中の混乱で豫洲の鼎は泗水に沈み、嬴子楚=嬴異人も病に倒れた。秦の昭王の夢に現れた嬴政が子楚の息子だと知った昭王は、趙から呼び戻すよう言い残して絶命する。

趙の攻撃をかわすべく秦は燕との協力を目論み、これを立案した呂不韋は太子の教育係である太子傅となった。燕からの攻撃を受けた趙は秦攻めを諦め、趙姫、嬴政を秦に送り届けて盟約を結ぼうとする。

趙姫と嬴政は、辺境から戻った嬴傒の口添えで入城を許され、大王の嬴柱は嬴政に秦王の象徴である刀を授けた。王妃も子楚に母子との生活を渋々許す。子楚との関係を修復すべく、陽泉君が挨拶に訪れたが…。