結婚式前日、トモキ(磯村勇斗)は痴漢の冤罪で仕事も婚約者も失ってしまう。死を決意し、ビルの屋上から飛び降りようとしたその瞬間、女性が悲鳴を上げながら逃げてくるのを目撃。女性は刃物を持った男に襲われてしまい、さらにその場に居合わせたトモキまでもが刺されてしまった……と思いきや、それらはすべて演出であり、演じ屋のアイカ(奈緒)とその依頼主による演技だった。巻き込まれてしまったトモキは、アイカから演じ屋という職業の存在を聞かされる。そこでトモキは自分に痴漢の冤罪を着せた犯人たちに復讐するため、演じ屋であるアイカを雇う。
エピソード1
第一話
結婚式前日、トモキ (磯村勇斗) は痴漢の冤罪で仕事も婚約者・真由子 (徳永えり) も失ってしまう。1年半後、トモキを痴漢だと言い張っていたミユ (伊藤萌々香) と、目撃者アキラ (伊藤あさひ) がグルだったことを偶然知る。真由子に伝えに行くも、彼女は他の男性との結婚を控えており拒絶されてしまう。絶望したトモキがビルの屋上で自殺しようしていると、刃物を持った男 (袴田吉彦) に襲われるアイカ (奈緒) と遭遇し……。
エピソード2
第二話
自殺を断念し、痴漢冤罪の復讐を誓うトモキは、演じ屋と名乗るアイカに、ミユとアキラへの復讐を依頼する。5歳の女の子セイル (加藤柚凪) との疑似家族を演じながら演じ屋稼業を営む、演じ屋代表の松田英太 (笠原紳司) らとともに、2人への復讐を実行することに。2人は演じ屋の思惑通り、トモキを騙した事を認めるも、「真実を全部話してあげる、きっと後悔するだろうけど」とミユに言われ、トモキは動揺する。
エピソード3
第三話
アイカとトモキは、スーパーで万引きし注意されている少年ユウト (嶺岸煌桜) と謝罪する弘也 (田中俊介) に出会う。不審に思ったアイカが後をつけると、弘也が、恋人のリサ (島崎遥香) にはヤクザの原田 (白川裕二郎) への借金返済のために危険な仕事をさせ、その息子のユウトには虐待していることを知る。アイカはユウトに、何かあったら連絡するよう名刺を渡すと、ある朝、アイカの元にユウトから電話がかかってきて……。
エピソード4
第四話
ユウトが当せんした宝くじをすり替えたことに気づいた弘也は、当せん金のありかを尋ねに演じ屋ハウスを訪れる。英太の演技も虚しく、金を隠していることが弘也にバレてしまい、アイカは金を渡す代わりにユウトへの暴力をやめるよう弘也に伝える。しかし、弘也はそれを守らず、ユウトに対する虐待を続け、リサに危険な仕事をやらせ続けるだろうと判断した演じ屋は策略をめぐらし、リサとユウトを弘也から救おうとするのだが……。
エピソード5
第五話
戸村 (忍成修吾) を調べて欲しいと、アイカから個人的に依頼されたトモキは、戸村が頻繁に参加している、ある会合に潜入する。気さくで優しい戸村から情報を得られなかったトモキに、アイカは苛立ちを隠せない。そんな中、会合のメンバーで、過去に息子を交通事故で亡くした小料理屋の店主・熊田 (おかやまはじめ) に、息子の面影があると言われ親しくなったトモキが、何気なく熊田の過去を伝えるとアイカの顔が曇りはじめる。
エピソード6
最終話
戸村の悪事を身をもって知ったトモキは、アイカの復讐に協力することに。一方、熊田が、自分の息子を交通事故で死なせた加害者を、自分の店で働かせていることを知ったアイカは、犯人に恨みは無いかを熊田に問いただす。きっかけがあれば人は変われるかもしれないという熊田の言葉に、複雑な感情になりつつも帰宅したアイカだったが、復讐を決意し、もうここには戻ってこないかもしれないと英太に伝えるのだった……。
奈緒
磯村勇斗
笠原紳司
藏内秀樹
青山倫子
加藤柚凪
野口照夫