5年間の海外単身赴任を終え帰国した時雄(長塚京三)は､五反田支店に支店長代理として着任する｡時雄は､支店長･柘植(前田吟)から"お荷物OL"と呼ばれている万里華(松雪泰子)､笑美子(石田ゆり子)､新入社員の菜乃子(木村佳乃)をリストラせよという業務命令を受けた｡情報集収しようと3人を居酒屋に誘うが､明るくて素直な彼女達の素顔を知ると苦い気持ちで一杯に｡ そこで時雄は､親友･難波(石倉三郎)の助言で3人を1人前に鍛えることを決意する｡

時雄(長塚京三)はいづみ(風吹ジュン)の教室に通う珠子(柴田理恵)に会社の慰安旅行を頼まれる｡柘植(前田吟)はその旅行をお荷物3人組の万里華(松雪泰子)､笑美子(石田ゆり子)､菜乃子(木村佳乃)に担当させる｡失敗させて責任をとらせるつもりだ｡ 慰安旅行の当日､心配でいてもたってもいられない時雄は飛び込みで旅行に同行した｡案の定､失敗ばかりの3人組を時雄がフォローし､旅行客は全員満足して帰途についた｡翌日､時雄は柘植から改めて万里華､笑美子､菜乃子のリストラを命じられるが・・・。

時雄(長塚京三)は柘植(前田吟)から､万里華(松雪泰子)に見合いを勧めるように言われた｡柘植は彼女を結婚退職に追い込むつもりだ｡時雄は気が進まないながらも業務命令に逆らえず､万里華に話をするが､即答で断られる｡ そんな中､勤務中の万里華のもとに彼女のかつての恋人･俊平が新婚旅行の依頼にやって来た｡数年前､仕事ができないまま結婚に逃げ込むのが嫌で俊平と別れた万里華は誠意をもって彼の旅行を担当する｡数日後､見合いをせかす柘植に万里華は承諾の返事をするが､当日､見合いに現れず･･･｡

時雄(長塚京三)は執拗に柘植から"お荷物3人組"のリストラをせかされる｡時雄はせめて万里華(松雪泰子)､笑美子(石田ゆり子)､菜乃子(木村佳乃)を救う手だてとして出向させる道を考えた｡だが､時雄から出向話を持ち出された彼女たちはショックを受ける｡ そんな中､雄介(沢村一樹)から｢5年前坂本さんに裏切られ出向させられた｣と教えられた彼女たちは時雄に不信感を持ち始め･･･｡

時雄(長塚京三)はいづみ(風吹ジュン)から｢彼女達の業績を上げさせればリストラさせられないのでは｣と助言される｡時雄は柘植(前田吟)に彼女たちのリストラを断った｡柘植は承諾したが､1ヶ月以内に業績アップできなかった場合は時雄の左遷とお荷物3人組の辞職を条件に出した｡時雄は万里華(松雪泰子)､笑美子(石田ゆり子)､菜乃子(木村佳乃)に対し正直に事情を話す｡ そんな折､菜乃子は自分が通う俳句教室の先生･青柳から100名の海外旅行の話をされた｡3人は俄然張り切るが､笑美子は雄介(沢村一樹)の忠告が原因で時雄を信頼できず・・・。

直人(川端竜太)はバンドのオーディションに優勝しデビューを果たすため､ギターの練習に励む｡その様子を陰で見守っていた時雄(長塚京三)は､息子の人生を理解し始める｡ 時を同じくして､笑美子(石田ゆり子)の祖母が､彼女を新潟の実家に連れ帰る為に上京した｡そんな時､鹿児島支店から五反田支店に東京ツアーの添乗員を1人依頼される｡祖母に意地を見せたい笑美子はその役に立候補｡笑美子は旅行客が笑顔で帰途についた事を確認し安心するが､後に届いたアンケート結果は惨憺たるものだった｡ ショックを受け会社を休む笑美子のもとを訪ねた時雄は･･･｡