26歳の山田鞠(常盤貴子)は､恋人に振られた上に､上司と喧嘩して会社を退職｡大阪の実家に帰省していた鞠は､東京へ戻る飛行機の中で､一流商社のエリート･勉(竹野内豊)と席を並べる｡泣きながら自分の身の上を語る鞠に､勉は戸惑うが､いつしか鞠と意気投合｡勉も婚約者に振られたばかりで､鞠につられて涙を流した｡ 翌日､勉は偶然､鞠のアルバイト先を訪れる｡再会を喜ぶ鞠だが､同僚の手前､勉は1度は知らぬふりを｡が､勉は鞠に一目惚れしていた｡翌日､勉は｢自分の気持ちが分からないが･･･｣と言いながらも､鞠にプロポーズ｡結婚を意識する2人は､双方の両親を囲んでの食事会を開くのだが･･･｡

山田家と大滝家の顔合わせは､お互いの母親の反対に合い大失敗に終わる｡巴美(野際陽子)は｢絶対許しません｣と､勉(竹野内豊)の意見に耳を貸さない｡また､鞠(常盤貴子)は､さくら(中村玉緒)から｢結婚はじっくり考えるように｣と忠告され､悩み始める｡ しかし､一国(伊東四朗)や真､恵らの応援で､鞠と勉は改めて結婚を決意｡2人は大阪の鞠の実家へ､挨拶に向かう｡食事会に欠席した鞠の父親･鉄雄も､勉の素直さに触れ､鞠との結婚を喜んだ｡ところが､そこへ巴美が乗り込んできて･･･｡

鞠(常盤貴子)は､勉(竹野内豊)との結婚を反対する両親から､外出禁止を命じられた上､勉に連絡する事も許してもらえない｡鞠に電話した勉も､｢鞠は見合いが決まった｣というさくら(中村玉緒)の嘘に騙され､落胆する｡ しかし､勉との結婚を諦め､家業を継ごうとする鞠を不憫に思ったさくらは､鞠を快く東京へ送り出す｡が､勉は鞠とすれ違いで出張へ｡勉と再会できないまま､鞠は恵から勉に有紀子(初瀬かおる)という婚約者がいたことを聞き､心中穏やかでない｡ようやく出逢えた鞠と勉は､お互い大喜び｡ ところが翌日､鞠は巴美(野際陽子)から､気掛かりだった存在の有紀子を紹介され･･･｡

鞠(常盤貴子)は､有紀子(初瀬かおる)の存在に頭を悩ませる｡勉(竹野内豊)と有紀子の復縁を望む巴美(野際陽子)が､容姿端麗で優秀なキャリアウーマンの有紀子こそ､大滝家の理想の嫁だと考えているのだ｡有紀子も巴美の思惑を知って､鞠に､勉と旅行した時の話を聞かせる｡鞠は､自分の知らない勉の過去を知らされた上､有紀子の事を隠そうとする勉に､不信感を募らせる｡鞠に必死の弁解をする勉だが､話はこじれるばかりで､ついに･･･｡

鞠(常盤貴子)が勉(竹野内豊)と別れたと聞き､驚いたさくら(中村玉緒)が上京してきた｡さくらは､勉と鞠の喧嘩の原因になった有紀子に､勉との関係を問いただす｡真剣なさくらに心を打たれ､有紀子は｢ただ悔しかった｣と本音を漏らす｡ 一方､大滝家では鞠と勉の破局に､巴美(野際陽子)だけが大喜びするが､落ち込む勉は会社まで休んでしまう｡そこへ､2人を心配する鉄雄が現れ､弱気な勉の態度に･･･｡

ようやく鞠(常盤貴子)と勉(竹野内豊)の婚約を許した巴美(野際陽子)が､今度は大滝家での同居を命じる｡勉は､鞠にうまく同居話を伝える事が出来ないまま､家に鞠とさくら(中村玉緒)を招いて､今後の話し合いをする日を迎えてしまう｡ 巴美から初めて聞かされる同居話に､鞠やさくらは動揺｡巴美はさらに､｢まだ鞠さんには勉を任せられない｣と続けた｡悔しさのあまり､鞠は大滝家での1週間の実験同居を提案｡鞠は同居を断るためにも､巴美を安心させる理想の嫁になろうと､張り切る｡ 数日後､実験同居が始まり､鞠と巴美は火花を散らす｡