満月の夜、家に帰った医者の徐引 (じょ･いん) は一家皆殺しの惨状を目にする。犯人である鎮北将軍の顧盛寒 (こ･せいかん) から命からがら逃げた徐引は、彼への復讐を誓う。1年後、徐引は顔を変え、顧盛寒の婚約者と入れ替わり暗殺の機会を伺うのだった。

胥清清の乳母と穆月希は徐引の正体を明らかにしようとするが、顧盛寒が身を挺して阻止する。顧盛寒に助けられ戸惑いながらも、徐引は復讐計画を実行することに。一方、胥清清の父・胥国如は徐引が娘だと疑わず...。

3年前に徐引が顧盛寒を救い、2人の間には特別な感情が芽生えていた。ところが、顧盛寒は仮面をかぶっていたため、徐引は弟の顧盛名がその人だと勘違いしてしまう。やがて身分を偽っていることが顧盛寒にバレて...。

外出する顧盛寒の後をつけた徐引は、彼が貧しい病人たちに薬を与えていたことを知り、顧盛寒を見直す。そしてこの日が徐引の誕生日だと知っていた顧盛寒は、彼女が好きな緑豆糕を買い与え徐引は笑顔を見せる。

本当は歩けることが明るみに出ることも厭わず、火事の中徐引を助けた顧盛寒に、徐引の心は大きく揺れる。そして顧盛寒の嘘を知った胥国如は、宴を催し彼の暗殺を計画する。徐引は宴に同行すると申し出るが...。

徐引を守るために顧盛寒はあえて彼女を取り遠ざける。しかし、1年前の真実を知った徐引は、本当の気持ちを顧盛寒に打ち明ける。そんななか、父親が何者かに殺される。顧盛名は顧盛寒にぬれぎぬを着せ...。