純喫茶イニョンのマスター・シウ（ファン・チャンソン）が、いつものように、常連客の向坂美海（石川恋）と日高順平（水橋研二）に、コーヒーを淹れていた。そこに、佐野唯花（田中美麗）がやってくる。「ずっと会えずにいる人と再会できる」という店の噂を聞いてきたのだ。唯花は、行方不明になった兄との再会を願っていた。すると、そこに入ってきたのは、唯花の兄・佐野隆一（三浦獠太）だ。美海や日高が「兄妹の感動の再会」と祝福しようとした次の瞬間、唯花は、隆一にナイフを突き出した。隆一に向かっていく唯花を必死に止めようとする美海と日高。冷静にコーヒーを出すシウ。果たして、隆一が行方不明になった本当の理由とは―。そして唯花の真の目的とは―。

純喫茶イニョンを訪れた大学生の大橋奏多（濱尾ノリタカ）が、会いたいと願っていたのは、高校時代にお笑いコンビを組んでいた親友だった。いきなりお笑いを辞めるといわれ、喧嘩別れしてしまっていたのだ。シウ（ファン・チャンソン）と美海（石川恋）と日高（水橋研二）が、奏多の話を聞いていると、新しく入ったバイトの羽村健斗（本田響矢）が現れる。なんと、健斗は、奏多が会いたがっていたその友人だった。健斗は、持病があり長い入院生活を送っていたため、学生服だった。何事もなかったかのように「お笑い続けろよ」と話す健斗に奏多は高校時代と同じように啖呵を切ってその場を後にする。バイトを辞めるという健斗にシウは、本当の想いを聞き出し…。

日高（水橋研二）は、ずっと会いたいと願っていた、離婚した元妻・菜穂（遊井亮子）に、美海（石川恋）の勧めで、ショートメールを送る。イニョンで菜穂と再会することができた日高は、菜穂が余命半年であることを知る。最期に顔が見られてよかったという菜穂に、煮え切らない態度で想いを伝えられなかった日高。一方、記憶喪失により誰に会いたいか分からなかった美海は、頭痛と共に断片的に記憶を取り戻していく。辛そうな美海が心配になるシウ（ファン・チャンソン）。 美海の後押しもあり、再びイニョンで菜穂と会えることになった日高だが、その帰り道、衝撃の事実を知ることになり…。

美海（石川恋）は、記憶の奥にいる会いたい人物との再会を願う一方、辛い断片的な記憶に苦しみ、思い出すことを諦めようとしていた。そんな時、日高（水橋研二）から、イニョンで再会した元妻・菜穂（遊井亮子）とは、会えるはずがなかった事実を知る。親友から過去のことを聞き、全てを思い出した美海は、再び店を訪れるが…。 果たして、シウと美海の関係は―。純喫茶イニョンに隠された秘密とは―。

日本ドラマ初主演となるファン・チャンソンのインタビューをはじめ、クランクイン・アップの様子や共演者が語るチャンソンの印象など、ドラマ作りのこだわりが伝わる撮影の裏側をお届けします。 さらに番外編として、チャンソンが「縁」を感じたエピソードのほか、3月に行われた試写会でのチャンソンサプライズ登場の様子も！ 本編と併せてお楽しみください！