阿良々木暦の物語は終わった。 地獄のような春休みから始まり、いくつものめぐり合わせを経て、阿良々木暦の高校生活最後の一年間は終わった――かに思えた。 だが卒業式を終えた翌朝、思いがけない事態が起こる。暦は、鏡の世界に迷い込んでしまっていた。 これは、高校生でもない、大学生でもない、そんな時期に阿良々木暦が体験した、終わりの、続きの物語。
エピソード1
こよみリバース 其ノ壹
高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき・・・・・・。気がついたとき、反転したような世界にいた。
エピソード2
こよみリバース 其ノ貳
神原家で暦の前に現れた人物、そこで危機に陥った暦を救った人物、そして家に帰ったときに暦を待ち受けていた人物・・・・・・。そのいずれもが、暦を驚かせるのだった。
エピソード3
こよみリバース 其ノ参
事態の解決方法はわからないまま、長い一日を終えた暦は眠りにつこうとする。しかしベッドに入ったのもつかの間、余接によって起こされた暦は、ある人物の元へと案内されていく。
エピソード4
こよみリバース 其ノ肆
この世界における忍野忍は、吸血鬼ではなく人間だった。彼女から、暦がこの世界に及ぼしている影響について聞かされる。
エピソード5
こよみリバース 其ノ伍
余接の助力を得て、暦は神原家の風呂へ忍び込む。そこに現れたのは、本来は既に亡くなっているはずの臥煙遠江。いっしょに入浴をしながら、彼が陥っている状況に対してのヒントをくれた。
エピソード6
こよみリバース 其ノ陸
直江津高校のかつての一年三組の教室。待ち受けていた扇に様々な疑問をぶつけていく暦だが、扇は思いもかけないことを口にする。もしも、この教室から始まったあらゆる出来事が夢だったとしたら?と--
神谷浩史
斎藤千和
加藤英美里
沢城みゆき
花澤香菜
堀江由衣
喜多村英梨
井口裕香
早見沙織
井上麻里奈
新房昭之