不穏な時代が生んだ英雄一枝梅 (イルジメ)。悪を退治し梅の枝を残して去る彼の物語。仁祖の時代、不可殺 (ブルガサリ) と呼ばれる人食い男に民は恐れおののいていた。ある日長白剣法を用いて不可殺を退治した青年。彼こそがイルジメだった。ソンダルは彼の足跡を追い始める。
捨てられたイルジメは、ゴルチとヨルゴン和尚に育てられていたが、清の豪族が養子として迎え入れた。ある日、ワン・ヘンボという男からその事実を聞かされたイルジメは朝鮮行きを決意しヘンボと一緒に旅立つのだが…。
朝鮮の地に立ったイルジメ。ヘンボの作戦に利用されながらも父親までようやくたどり着く。しかし、清の間者が朝鮮に侵入していることを悟ったジャミョンにヘンボは捕らわれ、イルジメも清の服装をしていたという理由で捕らえられてしまう。
脱獄したイルジメは山に隠れ、夜な夜な鶏を盗みながら生き延びていた。そんな時、谷川で出会ったダルと恋に落ち、ダルとその父親と一緒に暮らすことに。ダルの父親から長白剣法を伝授されるイルジメ。一方、ヘンボを捕らえたジャミョンはイルジメを捜索するが…。
鶏泥棒の刑で牢獄に入れられたイルジメ。しかしなぜか自分1人が釈放されダルとセウクが牢を出る気配がない。何日も2人を待ち続けるイルジメだが、2人が牢を出られることはなかった。2人を失ったイルジメは荒れに荒れ、その姿を見たヨルゴン和尚は彼を連れ帰る。
ようやく洞を出してもらえたイルジメはその足でゴルチのいる巨済島へと向かう。ゴルチと共に魚釣りをしながらのんびり穏やかに暮らし始めたイルジメ。しかし、その平和が長く続くことはなかった。一方、漢陽では偽物の剣を売りさばいていたチャドルが役人に捕まり…。
チョン・イルー
Il Ji-mae
ユン・ジンソ
Dal / Wol-hee
キム・ミンジョン
Koo Ja-myeong
チョン・ヘヨン
Bae Mae
パク・クニョン
Kim Ja-jeom