平清盛と父子のような絆で結ばれた源氏の少年、牛若。やがて成長して義経となり、平家を滅ぼした後、兄の頼朝に追われて悲運の最期を遂げるまでの生きざまをダイナミックに描いた大河ドラマ。(C)NHK
エピソード1
運命の子
平治元年(1159年)12月。平治の乱で源氏軍が平家に破れ、源義朝の愛妾・常盤は、乳飲み子の牛若(のちの義経)らを抱えて都を逃れ雪の中をさまよい歩いていた。[TAIG](C)NHK
エピソード2
我が父清盛
平清盛(渡哲也)に助けられ、母・常盤(稲森いずみ)と京に住んでいる牛若(神木隆之介)は、平家の子どもたちと兄弟のように楽しいひとときを過ごす。清盛が常盤の所に通っていると知った時子(松坂慶子)は、ひそかに常盤を呼び出し、妊娠を知る。一方の清盛は、大切なびょうぶに落書きされているのを見て、それが牛若の仕業と知るが、しからず自ら落書きに加筆し「新しき国」の夢を牛若に語る。[TAIG](C)NHK
エピソード3
源氏の御曹司
平家への出入りを禁じられた牛若(神木隆之介)は、常盤(稲森いずみ)から、鞍馬寺へ入るように告げられる。突然のことに反抗する牛若だったが、寺の覚日律師(塩見三省)や陰陽師の鬼一法眼(美輪明宏)と出会い、次第に荒れた心を落ち着かせる。やがて牛若は、遮那王(しゃなおう)という新しい名を覚日律師からもらう。そんなとき、寺を訪れた新宮十郎義盛(大杉漣)に、己の隠された驚がくの出自を知らされる。[TAIG](C)NHK
エピソード4
鞍馬の遮那王
父親同然に思っていた平清盛(渡哲也)が、本当の父を討った敵であると知った遮那王(のちの義経・滝沢秀明)は、そのめかけとなっていた母・常盤(稲森いずみ)の心中を思い、もんもんとした日々を過ごしていた。やがて遮那王は、自分の気を静めるため、陰陽師の鬼一法眼(美輪明宏)に「弟子にしてほしい」と頼む。一方、都では、寺同士の抗争に巻き込まれた弁慶(松平健)が、平家に対して刀狩りを行っていた。[TAIG](C)NHK
エピソード5
五条の大橋
らく中から帰る途中の五条大橋で、遮那王(滝沢秀明)は平家と間違われ、弁慶(松平健)に闘いを挑まれる。別の日、鞍馬寺に訪れた幼なじみのうつぼ(上戸彩)を都に送るなか、遮那王は平家の武者に追われ、白拍子の静(石原さとみ)に救われる。一方、平家では「髭(ひげ)切りの太刀」が偽物と判明、うその証言をした頼朝に対する清盛(渡哲也)の怒りが爆発する。その弟である遮那王に平家方の手が迫っていた。[TAIG](C)NHK
エピソード6
我が兄頼朝
いつまでも出家せず、たびたび都に降りてくる遮那王(滝沢秀明)に、平家の警戒は強まっていた。周囲に迷惑をかけると知った遮那王は、自分の行く末について悩み始める。一方、伊豆では遮那王の兄・源頼朝(中井貴一)が、恋人・亀の前(松嶋尚美)とともに、安穏とした日々を過ごしていた。偶然頼朝と出会い、行く手を邪魔された北条政子(財前直見)は、父・北条時政(小林稔侍)に頼朝を殺してくれと迫る。[TAIG](C)NHK
滝沢秀明
金子成人