主人公の検視官、倉石義男を内野聖陽が演じる。その倉石に反感を抱く準キャリアの検視官心得の青年、一ノ瀬和之役に渡辺大、倉石の人柄に引かれ、異動を願い出た元白バイ隊員の検視補助官、小坂留美役に松下由樹、組織になじまない倉石と対立する同期の捜査一課管理官、立原真澄役に高嶋政伸をキャスティング。
エピソード1
鉢植えの女
とあるマンションで男女の変死体が発見された。検視補助官の留美 (松下由樹)、検視官心得の一ノ瀬 (渡辺大) は現場に駆けつけるが、肝心の検視官・倉石 (内野聖陽) の姿が見えない。所轄の刑事が怒りを爆発させていると、倉石が自宅のベランダで育てているキュウリをかじりながらやってくる。
エピソード2
赤い名刺
とある事件現場。検視官心得の一ノ瀬 (渡辺大) は、検視官の倉石 (内野聖陽) らが見守る中、留美 (松下由樹) を記録係に検視を行っていた。被害者の女性と言い争っていた元恋人の男性を確保したと息巻く所轄刑事。しかし、一ノ瀬は自殺だと断定する。首に抵抗した痕、吉川線もなく、絞め方も弱い。それらを総合的に判断しての一ノ瀬の結論に、倉石も異論はない。殺人だと思い込んでいた所轄をあざ笑うかのように、倉石も自殺と断定する。
エピソード3
真夜中の調書
とある団地の自転車置き場で比良沢という男性の変死体が発見された。現場に臨場した検視補助官の留美 (松下由樹) は、交通課にいたころに顔見知りだった所轄刑事・佐倉 (小野武彦) と再会する。佐倉はあと3カ月で定年、今回の事件が最後になりそうだと語る。
エピソード4
眼前の密室
工務店の社長が何者かに殺害された。倉石 (内野聖陽) らの見立てで容疑者を逮捕、取調べが行われるが、なかなか動きが見られない。なかなか情報を得られない新日新聞の愛 (金子さやか) は、キャップの赤塚 (橋爪淳) に言われるままに所轄刑事課長・大信田 (石田圭祐) の夜回りに出かける。
エピソード5
第5の殺人
一人暮らしの老人・寺西が自宅で死亡した。極度の栄養不良に脱水症状が見られ、娘の佐知子や春恵によると、高血圧と糖尿の持病があり、右足が不自由。1週間に一度、訪問介護のヘルパーが来て身の回りの世話をしていたとのこと。一ノ瀬 (渡辺大) の見立ては衰弱による臓器不全、事件性はなし。いわゆる孤独死と見立てるが、倉石 (内野聖陽) は一ノ瀬に問う。「なぜ死ななきゃならなかったんだ?」。
エピソード6
罪つくり
解剖室を出た倉石 (内野聖陽) らの目の前に心臓発作の急患が運ばれてきた。心臓マッサージも人工呼吸もやったがダメだと医師らにすがりつく患者の妻を見た小坂留美 (松下由樹) はハッとなる。留美が見覚えのある女性だったのだ…。
内野聖陽
松下由樹
渡辺大