赤道の男

喧嘩の強いソヌ（イ・ヒョヌ）は学校一の秀才ジャンイル（イム・シワン）がヤミ金に追い込まれている所を助ける。そこから距離を縮め、お互い唯一無二の存在になっていく2人。しかし全てを狂わす壮絶な事件が起こるのだった。 [OMD]

変わり果てた父の姿に、混乱するソヌ。ソヌを静かに傍らで支えるジャンイル。そんな中、チン・ノシク会長が、ジャンイルを援助するという話が持ち上がる。不自然さを感じるものの、ジャンイルはソウルの大学に行けることに喜びを隠せない。そしてソヌに「必ず検事になって、事件を再調査してやる」と誓う。

事件現場に居合わせたチェ・スミの父親は、脅迫状を書こうとする。それを知ったスミは、絶対に秘密にするように約束させる。ソヌは父親の乗ったタクシーが、最後にチン・ノシク会長の別荘に止まったことを突き止め、陳情書を提出して再調査を依頼しようとしていた。

ソヌを突き落としたジャンイルは、無我夢中でソウルに逃げる。しかし、罪悪から逃れられないことを悟り、重い十字架を背負うことを決意するのだった。一方、意識不明の重体で発見されるソヌ。チン会長とジャンイルの父は、この事態に思いを張り巡らせていた。そして月日が流れ…。

ジャンイルは失明したソヌの姿を目の当たりにし、激しく動揺していた。一方、ソヌは父の事件現場で、一気に記憶がよみがえっていく。しかし、周囲には言わずにいるのだった。そのことを知らないスミやクムジュルは、ソヌの記憶を戻らせる為、親友だったジャンイルのいるソウルに彼をつれていく。

福祉館を訪れたソヌを見かけるハン・ジウォン。昔、一目惚れした彼ではないかと思うものの、確信を得ない。一方、お金に困ったグァンチュンは、あの事件の脅迫状を書くのだった。ソヌとジウォンが急速に距離を縮めるのを知ったジャンイルは激しく嫉妬する。