妻殺しの容疑者とされてしまった天才料理人ワタナベが、愛する子供を守る為、己の矜持を守る為、西へ東へ逃げまくる!しかし逃げた先には必ず美味しい食材と人生に迷う人々が。逃亡する天才料理人・グルメを愛してやまない刑事・謎の中国人シェフが織りなすグルメコメディー。
エピソード1
1皿目 アジのまご茶漬け
無実ながら容疑者として追われる築地の料理人亘鍋(池内博之)は、伊東へと逃げた。そこで偶然出会った芸妓の光に巻き込まれて店を手伝わされることになる。一方、刑事の出口(岸谷五朗)は仕事をサボり偶然にも伊東で飯を食べていた。そこへ、築地署から連絡が入る。
エピソード2
2皿目 伊東の踊り子飯
警察の手を逃れるため、伊東に身を隠した亘鍋。誰とも関わらないつもりが、なぜか料理をふるまうはめに。悲しみに暮れる踊り子、光を料理の力で助けようとする亘鍋だったが、グルメ刑事出口が亘鍋を追い詰める!
エピソード3
3皿目 コッペ蟹のグラタン
舞台は京丹後へ。漁師の兄と、西洋料理人の妹、有希。同じく地元京丹後のカニを愛しているはずの2人は激しくぶつかり合い決着をつけることに。そこに巻き込まれる亘鍋。亘鍋を追う刑事出口もすぐそこまで迫っている!
エピソード4
4皿目 松葉蟹のコッペソース焼き
松葉蟹をめぐりぶつかる兄妹の主張を、料理を通して解決しようとする亘鍋。気性の荒いカニ漁師である有希の兄を納得させられるのだろうか!? またもや刑事出口が迫る。あと一歩のところで亘鍋は捕まりそうになるが、出口との間に立ちはだかったのは…。
エピソード5
5皿目 淡路島牛丼
淡路島に逃亡した亘鍋は、厨房のアルバイトに間違われ、またもや問題に巻き込まれる。究極の淡路島牛丼を作ろうと試みるが淡路牛がどこにもないという窮地に立たされる。どうしたらいいのか!? 機転を利かせ食材を集めるも、亘鍋は突然倒れてしまう…。
エピソード6
6皿目 合盛りトマトすき焼き丼
熱で倒れ、逃げることに疲れた亘鍋。これが最後の料理だと力を振り絞る。出口とは別の理由で亘鍋を追いかけていた中国人料理人一琳、その正体は?そして、最後の料理だという料理の正体は?しかし迫る出口!人質を取って立ちはだかる一琳。いったいどうなってしまうのか?
池内博之
門馬直人