連続テレビ小説第77作。心配性でコンプレックスだらけのヒロイン・和田喜代美が落語家を志すことに…。悩めるヒロイン・喜代美を貫地谷しほりが熱演した、恋あり涙ありの人情ドラマです。(C)NHK
エピソード1
第 1回 第1週 笑う門には福井来る
1982年夏。9歳の和田喜代美は、父・正典の実家がある福井県小浜市に母・糸子と共に引っ越してきます。正典が若狭塗箸(わかさぬりばし)職人の祖父・正太郎といさかいを起こして以来、10年ぶりの里帰りです。小浜に着いた一家は元芸者の祖母・小梅、叔父・小次郎と喜びの再会を果たします。しかし、正太郎は「後を継ぎたい」と頭を下げる正典を認めようとしませんでした。[FICT](C)NHK
エピソード2
第 2回 第1週 笑う門には福井来る
小浜に引っ越してきた喜代美は、転校した小学校で同姓同名の同級生・和田清海と出会います。学校で一番頭が良く、かわいくて人気者の清海に対して、地味な喜代美は、なにかと脇役扱いされるようになります。一方、和田家では、いまだに祖父・正太郎と父・正典が和解できずにいました。ある日、祖父の工房から流れてくる不思議な声にひかれて、喜代美は工房につい上がりこんでしまいます。[FICT](C)NHK
エピソード3
第 3回 第1週 笑う門には福井来る
祖父の工房のラジカセから流れていた落語を聞いて、喜代美は思わず笑ってしまいます。落語に夢中になり、祖父とも打ち解けてすっかり仲良くなりますが、学校では相変わらず人気者の清海の陰で縮こまってしまいます。なんとかクラスの人気者になりたい喜代美は、勝山への遠足で母に特製豪華弁当を頼むのですが…。[FICT](C)NHK
エピソード4
第 4回 第1週 笑う門には福井来る
祖父・正太郎と父・正典が正面から衝突し、祖父は「和田の塗箸(ぬりばし)は、わしの代でおしまいや」と言います。喜代美は二人を仲直りさせたい一心で、和解のための宴(うたげ)を用意しようとしますが、台所をめちゃくちゃにしてしまいます。その姿を見た父は意を決して初めて自分から頭を下げますが、祖父は許そうとしません。そんなある日、喜代美は清海の父・和田秀臣と出会います。[FICT](C)NHK
エピソード5
第 5回 第1週 笑う門には福井来る
工房で倒れた祖父・正太郎に、もはや回復の見込みはありませんでした。喜代美は必死になって祖父のラジカセを病室に持ちこみ、病床の祖父に落語を聴かせます。陽気な落語の声に、母・糸子も父・正典も不謹慎とは思いつつも、笑いをこらえきれません。皆の笑い声に意識を取り戻した祖父は「一回きりの人生。ぎょうさん笑ろた方がええ」と喜代美に伝えます。[FICT](C)NHK
エピソード6
第 6回 第1週 笑う門には福井来る
祖父・正太郎の死から立ち直れない喜代美は、祖父の工房で泣きながら日々を過ごしていました。一度は塗箸(ぬりばし)職人の道をあきらめようとする正典ですが、正太郎の本当の思いを知り、秀臣の塗箸製作所で箸作りの仕事に就くことにします。家族それぞれが正太郎を思うなか、喜代美は突然、母に「祖父から聞いた梅丈岳で、かわらけ投げをしたい」と言いだします。[FICT](C)NHK
貫地谷しほり
橋本淳
和久井映見
松重豊
京本政樹
青木崇高
藤本有紀